
EDMの曲を作っていると…
- 「オシャレなコード進行が思いつかない…」
- 「プロみたいな雰囲気が出ない…」
こんな悩みにぶつかることってありませんか?
実は、EDMには“よく使われる鉄板コード進行”がいくつもあり、それを知っているだけで曲作りが一気にラクになります。
この記事では、EDMで特に使用されることが多いコード進行を5つ、初心者でもわかりやすいように丁寧に紹介します。
すべて Cメジャー(初心者が最初に覚えやすいコードセット) を使って解説しているので、音楽理論が苦手でも大丈夫です。
- どんな雰囲気の曲が作れるのか
- どんな有名曲で使われているのか
- なぜその進行がEDMと相性がいいのか
「あ、こういう進行を使えば“それっぽいEDM”になるのか!」
とスッと腑に落ちるはずです。
「EDMらしいコード進行を知りたい」
「曲作りがマンネリ化してきた」
そんな人にとって、今日からすぐ使える内容になっています。
それではさっそく見ていきましょう。
EDMでよく使われるコード進行を5つ紹介します
適当に並んでいるわけではなく、聴いたときに心地よく感じるよう、一定のルールに沿って並んでいます。
海外のEDMでは、ひとつのコード進行をそのままループさせることが多く、シンプルなのにキャッチーでクセになる雰囲気を作れるのが特徴です。
邦楽のように「Aメロ→Bメロ→サビ」で進行が分かれるスタイルとは少し異なります。
1. Ⅵm→Ⅳ→Ⅰ→Ⅴ
エモくて感動系の雰囲気を作りたいときに、まず試してほしいド定番のコード進行です。
切なさと前向きさが同時に感じられるため、聴き手の感情を自然に引き込めます。
この進行は、メロディック系のEDMやポップス、ボカロ曲でも非常によく使われており、サビや盛り上がるパート に配置すると、一気に「それっぽい曲」に仕上がります。
この進行がエモく聴こえる理由
- 最初にⅥm(マイナー)から始まることで、少し切ない印象を作れる
- Ⅳ → Ⅰで一度安心感を与えつつ
- 最後のⅤで「次に進みたい」緊張感を生むため、感動が継続しやすい
初心者向けの使い方ポイント
- キーCなら「Am → F → C → G」でOK
- まずは8小節ループで鳴らして、上にメロディを乗せてみる
- コードはシンプルなままで、リズムや音色で雰囲気を調整する
という場合は、この進行から始めるだけで、曲作りのハードルが一気に下がります。
2. Ⅵm→Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ
1つ目の進行(Ⅵm → Ⅳ → Ⅰ → Ⅴ)と、使っているコード自体はほぼ同じですが、最後の着地ポイントを変えたバージョン になります。
Ⅴで終わらずにⅠへ戻ることで、緊張感よりも「安心感」や「余韻」を重視した印象になりやすいのが特徴です。
メロディック系EDMでは、あえて強く締めず、ふわっとⅠ(C)に戻る進行 がよく使われます。
特に、ブレイク明けやボーカルが主役のパートと相性がいいです。
この進行がやさしく聴こえる理由
- Ⅵmで切なさを出しつつ
- Ⅳ → Ⅴで盛り上げ
- 最後にⅠへ戻ることで、自然な解決感が生まれる
初心者向けの使い分けポイント
- 「次につなげたい」なら①(Ⅴ終わり)
- 「一旦落ち着かせたい」なら②(Ⅰ終わり)
- キーCなら「Am → F → G → C」でOK
同じコードでも、終わり方が変わるだけで曲の印象は大きく変わります。
「盛り上げたいのか」「余韻を残したいのか」を意識して、この2つを使い分けるだけでも、楽曲の完成度はグッと上がります。
3. Ⅰ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅳ
世界中の名曲で、これでもかというほど使われている超定番の「感動コード進行」です。
ポップス、ロック、バラード、映画音楽まで幅広く使われており、聴いた瞬間に「どこかで聴いたことがある」と感じやすいのが特徴です。
「Let It Be」「Let It Go」をはじめ、数えきれないほどのヒット曲に使われていることから、感動・希望・前向きな余韻 を表現したいときに非常に強力です。
この進行が名曲感を出しやすい理由
- Ⅰから始まるため、最初から安心感がある
- Ⅴで自然に盛り上げ
- Ⅵmで一度切なさを加え
- Ⅳで包み込むような広がりを作れる
初心者向けの使い方ポイント
- キーCなら「C → G → Am → F」でOK
- サビに使うと、一気に王道ポップス感が出る
- メロディはシンプルでも成立しやすい
この進行は、
「感動させたい」「メッセージをまっすぐ届けたい」
そんな曲を作りたいときの最初の一択としておすすめです。
4. Ⅳ→Ⅴ→Ⅵm→Ⅰ
少し切なさを含んだ、独特の雰囲気が出せるコード進行です。
明るすぎず暗すぎないため、感情をにじませたいパート によく使われます。
ループで使う場合は、最後のⅠをあえてⅥm(Am)に置き換えると、違和感なく次の小節へつなげられます。
この進行が印象的に聴こえる理由
- Ⅳ → Ⅴで自然な盛り上がりを作り
- Ⅵmで一気に切なさを出し
- Ⅰで一度落ち着かせる構成になっている
初心者向けの実践ポイント
- キーCなら「F → G → Am → C」
- メロディはコードトーン中心でOK
- 違和感を感じたら、ループ終わりをⅥmに変えてみる
理論的には、「この流れはあまり良くない」と言われる動きも含まれています。
しかしEDMでは、理論よりも聴こえ方を優先 するため、実際の楽曲では普通に、そして大量に使われています。
音楽理論はあくまで「指針」です。
EDMやボカロ制作では、気持ちよく聴こえるかどうかが正解になる場面も多いので、この進行もぜひ実際に鳴らして試してみてください。
5. Ⅳ→Ⅴ→Ⅲm→Ⅵm
切なさや哀愁を強く出したいときに使える、少しマニアックなコード進行です。
明るい方向に解決せず、感情を下方向に引っ張る のが大きな特徴になります。
特に、メロディック系EDMやエモ系トラックのブレイク、アウトロ、夜っぽい雰囲気のパートと相性が抜群です。
この進行が切なく聴こえる理由
- Ⅳ → Ⅴで一度期待感を作り
- Ⅲmで一気に陰りを出し
- Ⅵmでそのまま余韻を残して終わる
Ⅰに戻らないため、「解決しない感情」「モヤっとした余韻」を自然に表現できます。
初心者向けの使い方ポイント
- キーCなら「F → G → Em → Am」
- メロディはⅢm〜Ⅵmで下行させると雰囲気が出やすい
- ループさせるなら、次をⅣに戻すと自然
この進行は、「感動」よりも「切なさ」や「余韻」を大事にしたい曲に向いています。
明るい王道進行に少し飽きてきたら、ぜひ試してみてください。
基礎のおさらい

理由はシンプルで・・・
- 覚えやすい
- どれを組み合わせても比較的キレイに響く
- 初心者でも扱いやすい
からです。
そして、コードを数字で表すデグリーネーム(Ⅰ、Ⅱm、Ⅲm…)を使うと便利。
キーが変わっても「流れの形」は同じなので、そのまま他のキーへ応用できます。
使用している音源

GuitarPro 8 は、ギタリストがストレスなく使えるように設計された譜面・音源制作ソフトです。
TAB 譜はもちろん、ト音記号での記譜や調号の指定など、幅広い記譜に対応しているため、総合的にとても使いやすいのが特徴です。
収録音源もかなり豊富で、以下のようなジャンルをカバーしています。
- バンド系サウンド(ギター、ベース、ドラム)
- ブラスバンド系
- ストリングス
- シンセ系
「楽譜制作に集中したい」という時は、Cubase より GuitarPro 8 のほうが圧倒的にサクサク進むので重宝しています。
また、以下のような便利機能もあります。
- MIDI 出力ができる
- 楽譜のプリントアウトに対応
- DAW と連携させた制作もしやすい
筆者の場合、ギターの打ち込みは「GuitarPro 8 で土台を作る → MIDI で書き出し → DAW(Cubase など)で細かい調整」という流れが定番です。
この方法が一番ラクで、仕上がりも安定します。
まとめ
EDMのコード進行は複雑そうに見えて、実は“よく使われる形”を押さえるだけで一気に雰囲気がそれっぽくなります。
- EDMは同じコード進行をループさせることが多い
- Cメジャーのダイアトニックだけでも十分作れる
- 「どの曲で使われているか」を知ると使いどころが分かる
- 5つの鉄板進行を覚えるだけで作曲の幅が広がる
- デグリーネームで覚えるとキーが変わっても応用しやすい
どれも初心者からすぐ使えるものばかりなので、まずは気になった進行をひとつ選んで、あなたのプロジェクトで試してみてください。
今日からの曲作りが、もっと楽しく・もっと早く進むはずです。







