
クラブミュージックやJ-POPでよく耳にする「ドンドンドンドン」というビート。
実はこのリズム「4つ打ち」と呼ばれる世界共通の定番パターンです。
本記事では、そんな4つ打ちリズムの仕組み・歴史・魅力・作り方を初心者にもわかりやすく解説します。
- 「自分の曲がノリに欠ける」
- 「聴いていてワクワクしない」
記事を読み終える頃には・・・
- 4つ打ちが生まれた背景と音楽的特徴
- J-POPでの効果的な使われ方
- DTMでの実践的な打ち込み方法
あなたの楽曲を“踊れるサウンド”に進化させるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
4つ打ちリズムとは?
「4つ打ち(よつうち)」とは、ジャンル名ではなく、ロック・ハウス・テクノなどで広く使われるリズムパターンのことを指します。
その名の通り、1小節の中でキックドラムなどのインパクトのある音を4回均等に鳴らすのが特徴です。
夜のクラブやフェスで耳にする「ドンドンドンドン」というリズムこそが4つ打ち。
キックが一定の間隔で続くことで、シンプルなのに心地よい高揚感を生み出します。
お酒を片手に、朝まで踊り続けられるような“中毒性のあるビート”が魅力です。
4つ打ちを生み出した男「アール・ヤング」
フィリーソウルの名ドラマー、アール・ヤング(Earl Young)が、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの「The Love I Lost」で初めて4つ打ちビートを演奏しました。
この楽曲では・・・
- テンポを約120BPMに統一
- バスドラムを全拍に配置してダンス性を強化
- DJがミックスしやすい構成
といった特徴があり、「ソウルトレイン」で放送されると瞬く間に世界中へ広まりました。
ここから「4つ打ち=ダンスミュージック」という黄金公式が誕生したのです。
4つ打ちリズムの魅力
4つ打ちはディスコ時代から脈々と受け継がれ、今ではハウス・テクノ・EDM・J-POPなど、あらゆるジャンルに欠かせないリズムとなっています。
とくにBPM124前後のテンポは、人間が軽く踊ったときの心拍数に近く、聴くだけで本能的にテンションが上がると言われています。
また、2拍・4拍で手拍子を入れたり、ハイハットで1拍・3拍をクローズ、2拍・4拍をオープンで叩く「裏打ち」が多用されるのも特徴です。
この裏打ちが加わることで、4つ打ちはさらにグルーヴィーに進化します。
4つ打ちを使ったJ-POP楽曲
・水曜日のカンパネラ – エジソン
→ BPM130の4つ打ちが一曲を通して続く。聴いていて心地よい中毒性の高いトラック。
・Ado – うっせぇわ
→ ロック調ながらも2拍・4拍にスネアを置くことで、4つ打ちのリズム感を強調。
・Official髭男dism – イエスタデイ
→ サビで4つ打ちを取り入れ、Bメロではハーフに落とす構成。緩急のついた展開が秀逸。
・Reol – 第六感
→ ダンス寄りのアップテンポな4つ打ち。ダブステップ的リズムを交えることで、アクセントを加えている。
4つ打ちリズムの作り方
まず意識すべきはBPM(テンポ)設定です。
- ジャンル感を出すには120〜140BPMの範囲で設定
- とくに定番はBPM128(多くのハウスやテクノで採用)
BPM128に設定すれば、リスナーに最も馴染みのある“王道の4つ打ち”が作れます。
DTMでの基本的な打ち込み手順

→ 1小節に4つ打ち込み、ベロシティ(音の強さ)はすべて最大に設定。
2.ハイハットを8分で刻む。スネアを2拍目・4拍目に重ねる

→ バックビートを際立たせ、リズムに“ノリ”が生まれます。
3.オープンハイハットを裏拍に配置

→ 「チッチャーチッチャーチッチャー」と入れるだけで、4つ打ちらしい軽快さが出ます。
これで基本の4つ打ちパターンが完成です。
16ビートの応用パターン
ハイハットを16分で刻むと全体が前ノリになり、軽快さがアップします。
また、ハイハットを16分音符で刻む場合は、ベロシティ(音量)を均一にしないことが重要です。
少しずつ強弱をつけることで、“生っぽいグルーヴ感”が生まれます。
まとめ
DTMで打ち込む際は・・・
- BPM128前後を目安に設定
- キック・スネア・ハイハットのバランスを意識
- ベロシティで“ノリ”を表現
この3点を意識すれば、すぐにプロっぽいトラックが作れます。
まずはハウスやテクノなどの名曲を参考に、自分だけの4つ打ちリズムを探してみてください。

