J-POPヒット曲から学ぶ「4つ打ちリズム」の魅力と作り方|DTM初心者でも踊れるビートを作るコツ


クラブミュージックやJ-POPでよく耳にする「ドンドンドンドン」というビート。

実はこのリズム「4つ打ち」と呼ばれる世界共通の定番パターンです。

本記事では、そんな4つ打ちリズムの仕組み・歴史・魅力・作り方を初心者にもわかりやすく解説します。

  • 「自分の曲がノリに欠ける」
  • 「聴いていてワクワクしない」

と感じているDTM初心者の方も、4つ打ちの原理を理解すれば、自然と体が動くようなビートを作れるようになります。

記事を読み終える頃には・・・

  • 4つ打ちが生まれた背景と音楽的特徴
  • J-POPでの効果的な使われ方
  • DTMでの実践的な打ち込み方法

これらがしっかり理解できるはずです。

あなたの楽曲を“踊れるサウンド”に進化させるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。




4つ打ちリズムとは?

 リズムパターン

「4つ打ち(よつうち)」とは、ジャンル名ではなく、ロック・ハウス・テクノなどで広く使われるリズムパターンのことを指します。

その名の通り、1小節の中でキックドラムなどのインパクトのある音を4回均等に鳴らすのが特徴です。

夜のクラブやフェスで耳にする「ドンドンドンドン」というリズムこそが4つ打ち。

キックが一定の間隔で続くことで、シンプルなのに心地よい高揚感を生み出します。

お酒を片手に、朝まで踊り続けられるような“中毒性のあるビート”が魅力です。

4つ打ちを生み出した男「アール・ヤング」


 “4つ打ち”が誕生したのは1973年

フィリーソウルの名ドラマー、アール・ヤング(Earl Young)が、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの「The Love I Lost」で初めて4つ打ちビートを演奏しました。

この楽曲では・・・

  • テンポを約120BPMに統一
  • バスドラムを全拍に配置してダンス性を強化
  • DJがミックスしやすい構成

といった特徴があり、「ソウルトレイン」で放送されると瞬く間に世界中へ広まりました。

ここから「4つ打ち=ダンスミュージック」という黄金公式が誕生したのです。

4つ打ちリズムの魅力

 基礎であり完成形であるリズム

4つ打ちはディスコ時代から脈々と受け継がれ、今ではハウス・テクノ・EDM・J-POPなど、あらゆるジャンルに欠かせないリズムとなっています。

とくにBPM124前後のテンポは、人間が軽く踊ったときの心拍数に近く、聴くだけで本能的にテンションが上がると言われています。

また、2拍・4拍で手拍子を入れたり、ハイハットで1拍・3拍をクローズ、2拍・4拍をオープンで叩く「裏打ち」が多用されるのも特徴です。

この裏打ちが加わることで、4つ打ちはさらにグルーヴィーに進化します。

4つ打ちを使ったJ-POP楽曲

 J-POPで上手く4つ打ちを取り入れている代表的な曲

・水曜日のカンパネラ – エジソン

→ BPM130の4つ打ちが一曲を通して続く。聴いていて心地よい中毒性の高いトラック。

・Ado – うっせぇわ

→ ロック調ながらも2拍・4拍にスネアを置くことで、4つ打ちのリズム感を強調。

・Official髭男dism – イエスタデイ

→ サビで4つ打ちを取り入れ、Bメロではハーフに落とす構成。緩急のついた展開が秀逸。

・Reol – 第六感

→ ダンス寄りのアップテンポな4つ打ち。ダブステップ的リズムを交えることで、アクセントを加えている。

4つ打ちリズムの作り方

 実際にDTMで4つ打ちを打ち込む方法を見ていきましょう

まず意識すべきはBPM(テンポ)設定です。

  • ジャンル感を出すには120〜140BPMの範囲で設定
  • とくに定番はBPM128(多くのハウスやテクノで採用)

BPM128に設定すれば、リスナーに最も馴染みのある“王道の4つ打ち”が作れます。

DTMでの基本的な打ち込み手順

1.キックを4拍に配置

→ 1小節に4つ打ち込み、ベロシティ(音の強さ)はすべて最大に設定。

2.ハイハットを8分で刻む。スネアを2拍目・4拍目に重ねる

→ バックビートを際立たせ、リズムに“ノリ”が生まれます。

3.オープンハイハットを裏拍に配置

→ 「チッチャーチッチャーチッチャー」と入れるだけで、4つ打ちらしい軽快さが出ます。

 これで基本の4つ打ちパターンが完成です。

16ビートの応用パターン

 さらに進化させたい場合はハイハットを16分で刻む

ハイハットを16分で刻むと全体が前ノリになり、軽快さがアップします。

また、ハイハットを16分音符で刻む場合は、ベロシティ(音量)を均一にしないことが重要です。

少しずつ強弱をつけることで、“生っぽいグルーヴ感”が生まれます。

まとめ

 4つ打ちは、シンプルながらも人を自然に動かす強いリズムです

DTMで打ち込む際は・・・

  • BPM128前後を目安に設定
  • キック・スネア・ハイハットのバランスを意識
  • ベロシティで“ノリ”を表現

この3点を意識すれば、すぐにプロっぽいトラックが作れます。

まずはハウスやテクノなどの名曲を参考に、自分だけの4つ打ちリズムを探してみてください。

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