
V系(ヴィジュアル系)って、各バンドごとにファンの呼び方が独特ですよね。
例えば・・・
- X JAPAN → 運命共同体
- LUNA SEA → スレーブ(SLAVE)
- PIERROT → ピエラー
- kayaやキャラのファン → キャラコ
- Vivid → カラ―ズやキッズ
でも一方で、かなり個性的な呼称もあります。
例えば・・・
- Diorra(ディオラ)の「愚民」
- Laputa(ラピュータ)の「廃人」
今日はその中でも、伝説のバンド ラピュータ(Laputa) と「廃人」という呼称の由来について解説します。
ラピュータとは?
ラピュータは、1993年に結成された名古屋発の4人組ヴィジュアル系バンドです。
2004年に惜しまれつつ解散しましたが、いまなお多くのバンドマンやファンに影響を与え続けています。
バンド名の由来は『ガリバー旅行記』に登場する空飛ぶ島「ラピュタ」から。
ボーカル:Aki
ギター:Kouichi
ベース:Junji
ドラム:Tomoi
彼らの音楽性は「ダーク・ハード・メロディアス」。
耽美でゴシックな要素を持ちつつも、叙情的で繊細なメロディが特徴です。
結成からメジャーデビューまでの流れ
初期は名古屋を拠点に活動し、インディーズ時代から人気を集めました。
- CDは初回プレスが即完売し、追加プレスがかかるほどの人気。
- ファンクラブ「VOYAGE」もインディーズ時代から存在。
- 1996年、ミニアルバム『クルメク廃人』がインディーズチャート2位を記録。
ちなみにこの『クルメク廃人』に収録された冒頭のセリフ・・・
「目覚めよ、我が体内に眠る廃人よ」
ここからファンの呼称「廃人」が生まれました。
まさにV系らしい、独特で中毒性のあるネーミングですね。
代表曲紹介|名曲3選
・揺れながら(1998年)
疾走感のあるキャッチーな曲で、日テレ系『進め!電波少年』のED曲に採用。
ミステリアスな雰囲気とメロディアスな構成が絶妙です。
・Meet Again(1997年)
アニメ『金田一少年の事件簿』OP曲。
明るいメロディの中にも哀愁が漂い、ラピュータらしい“影のあるポップ”を感じさせます。
・Breath(1999年)
TBS『ランク王国』のOP曲。
冬をテーマにした幻想的なナンバーで、解散ライブの最後に演奏されたファン必聴の1曲です。
メジャー期〜解散までの軌跡
ライブではその激しさゆえに酸欠者が出るほどの熱狂ぶりだったとか。
- 1998年『ジャコート』、1999年『欠片』は共にオリコン10位入り
- 2000年には東芝EMIから日本クラウンに移籍
- 2002年の『Glitter』では打ち込みを取り入れたデジタルロック路線に
音楽性を追求し続けた彼らでしたが、2004年に無期限活動休止(事実上の解散)を発表。
「ラピュータとしてやりきった」という理由で、円満な形での幕引きとなりました。
解散後のメンバーと現在
- Aki:ソロアーティストとして活動
- Kouichi:ソロ・ユニット活動を経て現在は静かに過ごしている様子
- Junji:ソロ活動・他バンドへの参加
- Tomoi:サポートドラムとして複数バンドに参加
彼らの音楽は、今でも多くの名古屋系・V系バンドに影響を与えています。
2023年、ボーカル秋の訃報
— aki (@aki_official) September 1, 2023
2023年8月29日、ファンにとって悲しいニュースが届きました。
ボーカル・Akiが52歳という若さでこの世を去ったのです。
詳細は明らかにされていませんが、ライブ直前に体調不良で入院していたとのこと。
元気な姿を見せていた矢先の訃報に、ファンや関係者の間で深い悲しみが広がりました。
ラピュータは今も生き続ける
ラピュータは、名古屋系の象徴であり、1990〜2000年代のV系黄金期を支えた存在。
解散から20年近く経った今も、彼らの音楽と精神はファンの心の中で生き続けています。
彼らの曲を聴けば、当時の空気や情熱がよみがえるはず。
ぜひ一度、「廃人」と呼ばれたファンたちが熱狂したその世界に触れてみてください。


