
ギタリストの皆さん、こんな悩みはありませんか?
「エフェクトをもっと試したいけど、機材がかさばる」
「高機能なマルチは欲しいけど、価格や取り回しが心配」
そんな中で注目されているのが、Sonicake Pocket Master(ポケットマスター)。
手のひらサイズながら多機能を詰め込んだマルチエフェクターとして、SNSや楽器レビュー界隈で話題になりつつあります。
本稿では、購入前・導入前にチェックしておきたい期待点と注意点を整理しつつ、「どんな人に向くか」を見据えて紹介していきます。
製品概要・スペック
まずは、Sonicake側が公表している仕様・特徴を整理しておきましょう。
- 製品名:Sonicake Pocket Master(QME-10 相当モデル)
- サイズ / 重量:約 103.5 × 85 × 28.5 mm / 約 194 g
- 電源 / バッテリー:USB Type-C 給電 / 充電、内蔵リチウムバッテリー(1,000 mAh)で連続使用時間は最大で約 4 時間(目安)
- 音質 / 信号処理:24bit / 44.1 kHz 信号処理、S/N 103 dB 相当
- エフェクト / モデリング:100種類以上のエフェクト、20 種のアンプ / モデル、IR(インパルスレスポンス)対応(ユーザー保存スロット 5)
- 同時使用可能ブロック数:最大 9 モジュール(エフェクトチェーン構成可能)
- プリセット数:合計 100 スロット(ファクトリー 50 + ユーザー 50)
- 付加機能:ドラムパターン(99 種類)、ルーパー機能、クロマチックチューナー機能
- 接続性:1/4″ ギター入力、ステレオ出力/ヘッドフォン出力、USB オーディオインターフェイス機能(ステレオ入出力)、Bluetooth オーディオ接続、OTG 対応(iOS/Android 接続)
- ソフトウェア / エディター:Windows / Mac / iOS / Android 用エディタ(プリセット編集、パラメーター操作)
- 価格:日本国内ではおおよそ 8,800 円前後
- カラーバリエーション:ブラック、グレー、ホワイト、ピンク、パープル、クリアブラックなど複数色展開
期待できるポイント(強み)
以下は、現時点で「かなり期待したい」と感じられる要素です。
1. 驚異のコストパフォーマンス
8,800 円前後という価格帯で、100 種類以上のエフェクト、IR サポート、USB オーディオ機能、ルーパー、ドラムパターンなどの機能を詰め込んでいる点がまず目を引きます。
ポケットサイズでありながら、これだけ多機能という点が、ライトユーザーやサブ用途としては非常に魅力的です。
2. コンパクト・軽量設計で持ち運びが楽
重さ 194g、サイズも手のひらに収まるレベル。
大きなボードを持ち運ぶのに疲れた、荷物を減らしたいという人には刺さる仕様です。
さらに USB 給電+内蔵バッテリーでワイヤレス運用が可能、という点も使いやすさを後押しします。
3. 多機能・拡張性
- IRを5スロット使えること → 好みのキャビネット音を読み込める余地あり
- 同時9モジュール使用可能なエフェクトチェーン構成の自由度
- USBオーディオインターフェイス機能により、PC やスマホと直結して録音できる点(ステレオストリーミング対応)
- ドラム・ルーパー・チューナー機能内蔵も、ギター練習用途での便利さを大きく向上させます
これらの点から、「1台で多用途カバー」「小型ながら機能の妥協が少ない」可能性を秘めています。
4. ブランドや話題性による注目度
Sonicake(ソニケーキ)はまだ大手ブランドほどの知名度はないものの、「手頃価格で高機能」をテーマにした新興ブランドとして注目を集めています。
実際、DTM/機材系ブログでも “この価格でこの内容はすごい” との反響が複数あります。
話題性がある機材を先に体験したい趣向のギタリストには、魅力的な候補となるでしょう。
購入前に注意しておきたい点(デメリット・懸念)
多機能ゆえに落とし穴になり得るポイントも少なくありません。
以下は慎重に見ておきたい点です。
1. 音質・DSP の限界・ノイズ
いくら多機能でも、価格・サイズが制約となり、処理のクオリティ・ノイズ耐性 には限界がある可能性があります。
特に高出力/激しい演奏での歪み系などでは、音の頭打ちやノイズの影響を感じるかもしれません。
また、白箱モデリング (White-Box Digital Modeling)という表現で宣伝されていますが、これはモデリング技術の一種であり、いわゆる高級DSP モデルと比べて差が出る場面もあるでしょう。
レビュー記事でも「踏んで使うのは抵抗あり」「作り込みは限定的」という意見が散見されます。
2. 操作性・インターフェースの制約
超小型という特性ゆえ、物理操作性(ノブ/ボタン/スイッチ類)のインターフェースには妥協がありそうです。
直感的な操作性は確保されているようですが、踏み込んで音作りをしようとすると、スクリーン切り替えやパラメータ調整の操作にストレスを感じる可能性があります。
また、液晶画面が 1.77 インチと小さめなので視認性にも限界があるでしょう。
3. ライブ用途への不安
ペダルボードに組み込んで “踏んで操作する用途” にはやや不向きかもしれません。
筐体自体の剛性や足で踏んだときの操作性、ケーブルの抜き差し耐久性などが未知数です。
レビューでも「踏んで使うことに抵抗がある」との声があります。
また、長時間ライブで使ったときの安定性(発熱、バッテリーの持ち・劣化、USB 接続の信頼性など)には注意が必要です。
4. 継続的なファームウェア更新・サポート
多機能化のためには、ファームウェアアップデートやソフトウェアサポートが鍵になります。
しかし、新興ブランドであることを考えると、「どの程度安定してアップデートされるか」「バグ対応の速さ」「将来性」が気になる点です。
また、IR データやプリセットの追加、将来の機能拡張にどれくらい対応してくれるかは、ユーザーとしては見守る必要があります。
5. 競合機種との比較(差別化ポイントを問う)
ポケットマルチ/小型マルチエフェクター領域では、他社製品(Zoom、NUX、Hotone など)の人気モデルがすでに多数存在します。
これらと比べて、この機材ならではの強みをどう位置づけるかが選ぶ際の分かれ道になります。
例えば、
- モデリング精度で優れているのか
- IR 対応やオーディオインターフェイス機能で他より秀でているのか
- 操作性・筐体設計で差別化できているか
といった点を、自分の用途に照らして比較検討すべきです。
まとめ:どんな人におすすめ?導入時の判断基準
最後に、この Pocket Master がどんな人に向くか、見極めポイントをまとめておきます。
▶ 向いている人
- 多彩なエフェクトを手軽に試したい初心者〜中級者
- ボードを持ち歩くのが大変だと感じている人
- 自宅練習・モバイル録音用途でギターとこれ 1 台で済ませたい人
- 小型ガジェット好き、音楽機材コレクター気質な人
▶慎重にすべき人
- ライブ本番で踏んでガンガン使いたい人
- 音質に対して非常に高い要求を持っているプレイヤー
- 大メーカーの安心感・サポート重視派


