
マウスコンピューターが全PC販売を一時停止という衝撃ニュース
2025年12月23日、日本のPC業界に大きな衝撃が走りました。
BTOパソコンで有名なマウスコンピューターが、公式サイトと直営ショップですべてのPC製品の販売を一時的に停止すると発表したのです。
【重要】パソコン製品の販売停止に関するお知らせ
現在想定を大きく上回るご注文をいただいており、その影響により出荷遅延が発生し、お客様には多大なご迷惑をお掛けしております。
お客様への適切な対応と製品品質の維持を目的として、下記対象製品の販売を一時停止させていただきます。
— マウスコンピューター (@mouse_computer) December 23, 2025
このニュース、DTM・ボカロ制作・動画編集・イラスト制作などをしているクリエイターにとって、完全に他人事ではありません。
販売停止の期間は、2026年1月4日まで。
本来なら1年で一番PCが売れる、クリスマス〜年末年始のタイミングで、あえて販売を止めるという異例の判断となりました。
なにが起きているのか?販売停止の内容
- 公式サイト、直営店すべてでPCの受注を停止
- ゲーミング向け「G-Tune」
- クリエイター向け「DAIV」
- 一般向けモデルも含め全ブランドが対象
- 停止期間は2026年1月4日まで
- 2026年1月以降は価格改定(値上げ)予定
つまり、今の価格で新品PCを買えるチャンスは、事実上なくなったという状況です。
なぜこんな事態に?原因は深刻なパーツ不足
特に影響が大きいのがこちら。
- メモリ(DDR5など)の不足
- SSDなどストレージの不足
- パーツ価格の急激な高騰
背景にあるのは、AIデータセンター向け需要の爆発。
世界中の大手IT企業がAIインフラ構築を進め、大量のメモリやSSDを確保しているため、個人向けPCに回るパーツが足りなくなっているのです。
DTMや動画編集では・・・
- メモリ16GB以上、できれば32GB
- 高速なNVMe SSD
- 処理落ちしにくい高性能CPU
といった構成がほぼ必須ですよね。
まさに今、この“クリエイター向け構成に直結するパーツ”が不足しているのが、今回の問題の核心です。
BTOメーカーにとっては限界の状況
マウスコンピューターのようなBTOメーカーは・・・
- 注文を受けてから組み立てる
- 必要な分だけパーツを仕入れる
というビジネスモデルです。
しかし今は、
- パーツ価格が毎週のように変動
- そもそも部材が手に入らない
- 納期の約束ができない
という状態。
このまま受注を続けると、将来的に赤字になるリスクが高すぎるため、「一度止める」という苦渋の決断になったと考えられます。
これはマウスコンピューターだけでなく、他のBTOメーカーにも起こり得る話です。
PC市場全体への影響もかなり大きい
アイ・オー・データがNASやHDDをはじめとする計165製品を値上げ。1月14日より価格改定を実施https://t.co/6z54l5v3EF
原材料価格やエネルギー、物流などの関連費用の高騰により製造コストが上昇したことで、現商品価格をこれ以上維持することが困難となったため pic.twitter.com/OiXqpsxmHh
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) December 10, 2025
- 2026年以降、PC価格の底上げ
- 他メーカーも追随して値上げの可能性
- 在庫切れモデルの増加
- 欲しいときに買えない状況が続くかも
今後は、「PCは気軽に買えるもの」ではなくなる可能性もあります。
とくに、来春に進学・就職・DTMスタートでPCが必要になる人は要注意です。
「まだ先でいいや」と思っていると・・・
- 在庫切れでモデルが選べない
- 値上げで予算オーバーになる
といった事態になりかねません。
必要な時期が決まっているなら、動くなら“今”。
後回しにするほど、選択肢は確実に狭くなります。
ネット上の反応まとめ
- 買おうと思ったらページが開かなかった…
- 年明けに値上げって、もう無理じゃん
- ギリギリで買えたけど納期1か月後だった
- 年末にPC壊れたら詰む
- AIのせいで個人向けPCが犠牲になってる気がする
- 中古や転売に頼るしかなくなるのは怖い
不安と戸惑いの声がかなり多い印象です。
DTM初心者はどうすればいい?
これからPCが必要なDTM初心者・ボカロP志望の方は、次の点を意識しておきましょう。
- DTMに必要な最低スペックを先に決める
- メモリは最低16GB、できれば32GB以上
- システム用にSSD 1TB以上を目安に
- CPUは処理落ちしにくいモデルを優先
- 「後で増設すればいい」が通用しなくなる可能性も考える
- 今すぐ必要なら、在庫があるモデルを早めに確保
現時点では、クリエイター向けPCの定番であるドスパラは、まだ通常販売を続けています。
とくにドスパラの「GALLERIA」シリーズは、クリエイター向けに力を入れているだけあって、DTMに必要なスペックとバランスが取りやすいのが特徴です。
もしこれからPCを買い替える・新しく用意するのであれば、ドスパラのGALLERIAを候補のひとつに入れておくのは、十分アリだと思います。
買い替える予定がない人はどうすればいいの?
そんな方には、サブ機の購入を検討するのもアリです。
例えば、デスクトップPCをメインで使っているなら・・・
- ノートPC
- 寝室用のMini PC
といった感じで、もう1台確保しておくイメージですね。
DTMをしている人にとって、
「PCが壊れる=制作が完全に止まるということ。」
今すぐ使う予定がなくても、メインPCのバックアップ用として1台あるだけで、安心感はかなり違います。
個人的には、この先の品薄&値上げを考えると、2〜3年は買い替えなくて済むくらいの備えをしておきたいところです。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、いざ必要になったときに買えないのが一番つらいですからね。
重い作業はメイン、軽い作業はサブ機。こんな使い分けもできます。
さらに、サブ機があると“気分転換用”の作業環境としても使えるのでおすすめです。
例えば・・・
・サブ機:メロディ作り、コード付け、アイデア出し、
イラスト作業や動画編集、息抜きのゲームなど
こんなふうに役割を分けて使うと、環境が変わるだけで気分もリフレッシュできます。
ちなみにCubaseは、ひとつのライセンスで最大3台までアクティベート可能です。
(※同時使用は不可)
なので、重い作業はメインPC、軽い作業はサブ機といった使い分けもできます。
DTMを続けていくなら、「動くPCが常に2台ある状態」は、思っている以上に心強いですよ。
サブ機におすすめミニPC
主なスペックはこちら
- OS:Windows 11 Pro
- CPU:AMD Ryzen 7
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB SSD
- 価格:10万円以下
DTM用途のサブ機としては、正直かなり余裕があります。
ただし、人気商品のため公式サイトでは在庫切れになっています。
「そのうちでいいか」と思っていると、「気づいたときにはどこでも買えない…」という状況になりかねません。
Amazonにまだ在庫があるので興味がある方は早めにチェックしておくのがおすすめです。
「必要になってから探す」では遅いのが、今のPC事情。
選べるうちに確保しておくのが、いちばん後悔しない動き方ですよ。
まとめ
今回のニュースのポイントをまとめます。
- マウスコンピューターが2026年1月4日まで全PC販売を停止
- 原因はAI需要による深刻なパーツ不足
- 2026年1月以降は値上げ予定
- PC市場全体に影響が広がる可能性大
安くて高性能なPCが当たり前に買える時代は、終わりつつあるのかもしれません。
とくにDTMや動画編集など、PC性能がそのまま作業効率とクオリティに直結するクリエイターにとって、今回の動きは見過ごせないニュースです。
これからは、「いつ・何を・いくらで買うか」を、今まで以上にシビアに考える時代に入ったと言えそうです。
“まだ動くから大丈夫”ではなく、“買えなくなる前にどうするか”を、今こそ考えてみてください。

