【作曲初心者向け】just the two of us進行の使い方と定番3パターン

  • 「just the two of us進行が定番って聞くけど、実際どんなコード進行なの?」
  • 「just the two of us進行って、どんな曲に向いているの?」

作曲に挑戦していると、「定番コード進行」という言葉をよく耳にしますよね。

その中でも、おしゃれで大人っぽい雰囲気が出せると人気なのが「just the two of us進行」です。

名前は知っていても・・・

  • どんな仕組みなのか
  • どんな曲で使われているのか
  • どう使えばいいのか

これらが分からず、なんとなく避けてしまっている方も多いのではないでしょうか。

just the two of us進行は、一見難しそうに感じますが、実は初心者でも扱いやすいコード進行です。

本記事では・・・

  • just the two of us進行の基本
  • コード進行としての特徴
  • 初心者におすすめの3つのパターン

これらを、できるだけ分かりやすく解説します。

この記事を読んで、just the two of us進行の理解を深め、作曲の引き出しを増やしていきましょう。

なお、コード進行そのものの基礎が不安な方は、別記事で基本から解説しているので、あわせてチェックしてみてください。




just the two of us進行とは


 just the two of us進行とは、Grover Washington Jr.の楽曲

「Just the Two of Us」 で使われているコード進行をもとに定番化した進行です。

この楽曲が世界的にヒットしたことで、そのコード感が多くのミュージシャンに影響を与え、現在では「おしゃれ系コード進行の定番」として広く知られるようになりました。

特定の楽曲をきっかけに定番化したコード進行には、ほかにも「カノン進行」などがあります。

初心者が作曲をする際、こうした定番コード進行を参考にするのはとても有効です。

just the two of us進行も、ぜひ覚えておきたい進行のひとつです。

just the two of us進行の基本形

 以下のような流れで構成されています
  • ⅣM7 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → Ⅴm7 → I7

このローマ数字は「キーに対するコードの役割」を表しています。

作りたい曲のキーに合わせて、対応するコードを当てはめていきます。

キー別コード対応表(ナチュラル)

キー
C C D E F G A B
D D E F# G A B C#
E E F# G# A B C# D#
F F G A B♭ C D E
G G A B C D E F#
A A B C# D E F# G#
B B C# D# E F# G# A#

キーがCの場合は「F△7 → E7 → Am7 → Gm7 → C7」が、just the two of us進行になります。

いろいろなキーで試してみると、同じ進行でも雰囲気が大きく変わるので、楽曲イメージに合わせて使い分けてみるのがおすすめです。

「△」は、「メジャー」を表す表記です。たとえば「F△7」は「Fメジャー7(Fmaj7)」と同じ意味になります。

just the two of us進行の特徴

 just the two of us進行には、次のような特徴があります
  • おしゃれで大人っぽい雰囲気を出しやすい
  • ジャズやR&B寄りのサウンドになる
  • ループさせるだけでも曲として成立しやすい

この進行を使うと、椎名林檎の楽曲のような都会的でジャジーな雰囲気を出すことができます。

一方で、素直に使いすぎると曲調が似やすく、オリジナリティが出にくいという側面もあります。

ただし、初心者のうちは「クオリティよりも、まずは1曲完成させること」 が大切です。

他人の評価を気にしすぎず、自分が納得できる楽曲を作ることを優先しましょう。

just the two of us進行のおすすめパターン3選

 初心者でも使いやすいjust the two of us進行の代表的な3パターンを紹介します
  • Ⅳ → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I
  • Ⅳ△7 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I7
  • Ⅳ△9 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → Ⅴm → I

それぞれ、実際に使われている楽曲とあわせて見ていきましょう。

①Ⅳ → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I


まず1つ目は、

  • Ⅳ → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I

というシンプルなパターンです。

この進行は、YOASOBIの「夜に駆ける」で使われています。

Aメロ部分に使われており、Bメロ以降への期待感を自然に高めてくれるコード展開になっています。

「夜に駆ける」はキーがE♭で、実際のコードは、

  • ・A♭ → G7 → Cm7 → E♭

です。

明るく、ワクワクする雰囲気を出したいときに使いやすい進行なので、ポップス寄りの楽曲を作りたい方におすすめです。

②Ⅳ△7 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I7


次は、just the two of us進行の中でも特に有名な、

  • Ⅳ△7 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → I7

というパターンです。

代表的な楽曲は、椎名林檎の「丸の内サディスティック」。

この進行は「丸サ進行」と呼ばれることもあり、just the two of us進行=椎名林檎というイメージを持っている方も多いでしょう。

イントロからアウトロまで同じ進行がループしており、4つのコードだけでも十分におしゃれな楽曲が成立しています。

キーはE♭で、

  • A♭△7 → G7 → Cm7 → E♭7

が使われています。

ほかにも、

  • 長く短い祭り
  • 能動的三分間
  • 絶体絶命

など、椎名林檎/東京事変の楽曲にはjust the two of us進行が多く使われています。

この進行を使いこなしたい方は、ぜひ聴き込んでみてください。

③Ⅳ△9 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → Ⅴm → I


最後は、少し発展形のパターンです

  • Ⅳ△9 → Ⅲ7 → Ⅵm7 → Ⅴm → I

この進行は、スキマスイッチの「デザイナーズマンション」で使われています。

イントロからアウトロまで、この進行がループしており、脱力感のあるリラックスした雰囲気が特徴です。

キーはAで、実際のコードは、

  • D△9 → C#7 → F#m7 → Em → A

となっています。

just the two of us進行は似た雰囲気になりやすいですが、メロディやリズムを工夫することで、十分オリジナリティを出すことが可能です。

まとめ

 just the two of us進行は、作曲初心者にとてもおすすめのコード進行です
  • ループするだけで曲として成立しやすい
  • おしゃれで大人っぽい雰囲気を出せる
  • 実例となる有名曲が多く、学びやすい

まずは難しく考えず、今回紹介した3つのパターンを使って、実際に曲を作ってみましょう。

オリジナリティを出したい場合は・・・

  • メロディラインを工夫する
  • リズムや歌い方を変える

といったポイントを意識すると、他の楽曲との差別化がしやすくなります。

なお、具体的なコード進行の作り方については、別記事で詳しく解説しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

楽譜やコード表記では「maj」の代わりに「△」が使われることもあるので、覚えておきましょう。

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