DTM初心者向け|コンプレッサーの種類と選び方・特徴解説【定番4種類はこれ】

  • 「コンプレッサーは難しい」
  • 「種類が多すぎて違いがわからない」

DTM初心者が必ずぶつかる悩みのひとつが、コンプレッサー選びです。

なんとなく使っているけれど・・・

  • 種類ごとに何が違うの?
  • どんな音に向いているの?
  • どれを選べば音が良くなるの?

こうした疑問を持ったままだと、せっかくコンプを使っても、音が良くなった理由・悪くなった理由が分からず、ミックスの上達が遅くなってしまいます。

この記事では、そんな悩みを解消するために、「代表的な4つのコンプレッサータイプの特徴」「使いどころを初心者向けにわかりやすく」まとめました。

読み終わる頃には・・・

  • 各コンプタイプの性格
  • どの楽器に向いているか
  • どう使うとミックスが良くなるか

これらがしっかり理解でき、あなたの音作りの選択肢がグッと広がります。

「何となく使うコンプ」から「狙って使えるコンプ」へ。

ミックスの仕上がりを一段引き上げたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。




コンプレッサーの種類と特徴をわかりやすく解説

 コンプレッサーは「音量差を整える」だけでなく、種類によって独自のサウンドキャラクターが加わるエフェクトです

特にハードウェア機をモデリングしたタイプは、圧縮回路の違いによって音の質感が大きく変わるので、目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。

  1. FET→速い・パンチが出る
  2. VCA→自然でまとまりが出る
  3. 真空管→倍音で太く抜ける
  4. OPT→ゆるやかでナチュラル

プラグインでも同じように特性が再現されているため、今回は代表的な4種類のコンプレッサーの特徴と用途を初心者向けに解説します。

1.FETタイプ


 反応が速くてパンチのある音に

  • ドラム
  • パーカッション
  • アタックが強い楽器

こうした「音の立ち上がりが速い音」と特に相性が良く、深めにかけてもつぶれず気持ちよく反応します。

実機ではUNIVERSAL AUDIO 1176が有名で、インプット量で圧縮を調整する独特の操作感も特徴です。

トランスによる効果で、コンプレッションしていなくても音にパンチが出るので、ミックスで「前に出したい音」にぴったりです。

・UNIVERSAL AUDIO 1176

無料で配布されていることもあるので、興味がある方はぜひチェックしてください。

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VCAタイプ


 自然でまとまりが出る万能タイプ

  • マスタートラック
  • バストラック(ドラムバス、ギターバスなど)

全体をひとつにまとめたいときに最適です。

一般的な設定の目安は・・・

  • ゲインリダクション:2dB前後
  • アタック:遅め
  • リリース:早め

このあたりを基準にすると、まとまりのあるサウンドになりやすいです。

最近のDAW標準コンプにも「VCAモード」としてよく搭載されています。

真空管(チューブ)タイプ


 倍音による「あたたかさ・太さ」

  • エンハンサー的な使い方
  • ロック、ダブステップなど攻撃的な音作り

などにも向いています。

代表的な実機はFairchild 660/670。

アタック・リリースはプリセット的に組み合わさっていて、音源に合わせて選ぶシンプルな構造になっています。

OPT(オプティカル)タイプ


 ゆるやかで自然なかかり方

特徴は アタックが遅く、非常にゆるやかなかかり具合。

瞬発的なドラム類より・・・

  • PAD
  • ストリングス
  • シンセの持続音
  • ボーカルのナチュラル制御

などといった「なめらかに整えたい音」に向いています。

代表的な実機はTeletronix LA-2ATUBE-TECH CL 1B。

パラメーターは少なく、アタック固定・リリース自動のため、初心者でも扱いやすいタイプです。

初心者はCubaseのコンプレッサーをまず使おう


 DTMを始めたばかりの方は、まずCubase純正のコンプレッサーから使うのがおすすめです

理由はシンプルでわかりやすく、設定項目も最小限だからです。

  • 「コンプレッサーって何?」
  • 「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」

こんな悩みを抱える初心者でも、Cubaseの純正プラグインなら迷わず操作できます。

プラグインの特性を理解しながら、楽器ごとに使い分ける練習もできます。

Cubase純正コンプレッサー一覧

 

Compressor

  • 基本的なコンプレッサー機能。シンプルで直感的に操作可能。
  • アタック・リリース・レシオ・スレッショルドなどを調整でき、楽器別に使いやすい。

Vintage Compressor

  • 真空管タイプやクラシックコンソールを模したサウンドキャラクター付き。
  • ロックやポップスなど、音に暖かみや太さを加えたいときに最適。

Multiband Compressor

  • 周波数帯ごとに独立して圧縮ができるマルチバンド型。
  • ミックス全体のバランス調整や、ボーカル・ベース・シンセなどの特定帯域を狙った圧縮に便利。

Tube Compressor

  • チューブ回路を模したコンプレッサーで、倍音を加えつつ自然な圧縮が可能。
  • パンチのある音やサチュレーションを加えたいトラックに適しています。

VoxComp

  • ボーカル専用に作られたコンプレッサー。
  • 使いやすいアルゴリズムが搭載されていて、難しい操作をしなくても、きれいなボーカル処理が簡単にできます。

楽器別おすすめ使い方

ドラム・パーカッション

  • Compressor
  • 速いアタックを持つコンプでパンチを出しやすい。

バスにかけてまとめるのもおすすめ。

ベース

  • Tube Compressor / Compressor
  • 自然にまとまりつつ、低音の存在感を保てる。

アタックを少し遅めにすると弾むようなベース音になる。

ギター(クリーン・歪み)

  • Compressor / Vintage Compressor
  • クリーンギターは自然に音量を揃え、歪みギターは太さと抜けを加える。

ボーカル

  • Compressor / Tube Compressor / Vintage Compressor/VoxComp
  • ゆるやかに整えるだけでも歌の粒立ちが良くなる。

Tube系で少し倍音を足すと表情が豊かになる。

マスター / バストラック

  •  Multiband Compressor
  • 全体のまとまりを作るのに最適。

マルチバンドは帯域ごとのバランス調整に便利。

まとめ

 この記事では、代表的なコンプレッサー4種類を紹介しました
  1. FET→速い・パンチが出る
  2. VCA→自然でまとまりが出る
  3. 真空管→倍音で太く抜ける
  4. OPT→ゆるやかでナチュラル

楽器や用途によってタイプを使い分けることで、ミックスのクオリティは大きく向上します。

最近の高性能プラグインは、これらの回路をまとめて搭載していることも多いので、自分の作りたいサウンドに合わせていろいろ試してみるのがおすすめです。

以上、コンプレッサーの種類とその特徴についてでした。

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