
- 「低音処理って苦手…」
- 「EQをいじっても全然迫力が出ない」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、100Hz以下の低音は“耳で聴く”というより“身体で感じる”領域。
だからこそ ほぼ全員がつまずきやすいポイントなのです。
しかし、現代の音楽では低音のクオリティが作品の説得力を左右します。
なぜ100Hz以下の低音処理が重要なのか?
- マスタリングで音圧を稼ぎやすくなる
- 海外サウンドを中心に「低音重視」が主流になっている
- 低音が出ていない曲は迫力・説得力に欠ける
逆に低音が整うだけで “プロっぽさ”が一気に増すのです。
この記事ではDTMer・ミキサーが絶対に知っておくべき低音処理の基礎テクニックを3ステップで解説します。
- EQで無理にブーストしなくても低音が出せる方法
- 音が濁らずに迫力・存在感を出すコツ
- キックとベースがケンカしないミックスの作り方
でも安心してください。
今回の内容は、低音が苦手な人でもすぐ実践できるように作っています。
読むだけじゃなく、実際に手を動かしながら進めれば、あなたの曲の低音は間違いなくレベルアップします。
「重心が低い」「迫力がある」「プロっぽい」そんなサウンドを目指して、いっしょに進めていきましょう!
なぜ100Hz以下の低音処理が重要なのか?

- マスタリングで音圧を稼ぎやすくなる
- 海外サウンドを中心に「低音重視」が主流になっている
- 低音が出ていない曲は迫力・説得力に欠ける
リスナーは理論を知らなくても低音がしっかりしている曲を 「なんかかっこいい」「迫力がある」 と感じます。
だからこそ、ミキサー・DTMerにとって低音処理は避けられないテーマです。
このブログでは、低音処理の基本となる3つの方法を解説します。
苦手意識がある人でも、この記事の内容を押さえれば確実にクオリティが上がるはずです。
低音処理の方法①

意外と軽視されがちですが、実はここが一番大事です。
そもそも元の音に低音が入っていないなら、どれだけEQやコンプを使っても低音は出ません。
まずは「低音がちゃんと含まれている音」を選ぶところから始めましょう。
今回は代表的な低音楽器である キックとベース を例に進めます。
Cubaseで音源をチェックする手順

- メディアベイを開く
- KickやBassのカテゴリへ移動
- プレビューで音を確認
- インスペクターのEQで波形を視覚的にチェック
特に注目すべきなのは ピークが50〜60Hz付近にあるかどうか。
このあたりに山がある音はしっかり重低音が含まれています。
- 耳で判断できない場合は波形をチェック
- キックもベースも50〜100Hzがどれくらい出ているか確認
低音処理の方法②

「倍音(ハーモニクス)」は超ざっくり言えば、足せば足すほど音が派手・明瞭・存在感のある音になる成分です。
そして倍音を付加してくれるのが「エンハンサー」というエフェクターです。
EQとの違い
- EQ=帯域全体を持ち上げる
- エンハンサー=狙った倍音だけピンポイントで持ち上げる
低音処理でエンハンサーが特に強い理由はここです。
低域はむやみにブーストすると濁るため 「必要な部分だけ持ち上げる」 という処理が相性抜群です。
Submarineのポイント
- 原音の1〜2オクターブ下の低音を生成できる
- 低音に「深み」を追加できる
- キックと混ぜたときに存在感が増す
低音処理の方法③

ここから少し視点が変わります。
キックとベースは帯域が被りやすく、特に50Hz前後は争いが発生しがちです。
同時に鳴ると 濁る・音圧が上がらない・低音がぼやける などの問題が起こります。
この解決方法が「サイドチェイン」です。
サイドチェインとは?
- ベースにコンプをかける
- キックが鳴ったときだけベースの音量が下がる
- キックが鳴ってないときはベースが自然に戻る
つまり・・・
キックが止まるとベースが戻る
という状態を自動で作ってくれます。
メリット
- 低音同士のぶつかりを防げる
- キックもベースも存在感を失わない
- 音圧が上げやすくなる
- EDMやHIPHOPなどでは必須テク関連記事
サイトチェインの設定はこちらの記事で詳しく解説してます↓
まとめ
低音は「ただ出せばいい」わけではなく、選び方・作り方・整理の仕方を理解して初めてプロクオリティになります。
今回紹介した3つのポイントをおさらいすると…
- そもそも素材に低音が含まれていなければ何をしても出ない
- 50〜60Hz付近にピークがある音を選ぶのが目安
- EQやエフェクトよりもまず素材が重要
② 倍音(エンハンサー)
- EQとは違い、狙った周波数の存在感だけを強化できる
- Submarineなどで低音を補強すれば再生環境に左右されにくい
- 自然かつ迫力のある低音が手に入る
③ サイドチェイン
- キックとベースがぶつかると濁り・音圧不足の原因に
- 自動で「よける」仕組みを作れば低音が整理される
- とくにEDM・HIPHOP・ポップスでも効果大
もし低音に自信がないと思うなら、次の順番で試してみてください
- 音源を波形でチェックする
- 足りない低音はエンハンサーで補う
- キックとベースにはサイドチェインを設定する
低音はミックスの土台です。
この3つさえ押さえれば、間違いなく全体の音が変わります。


