
歌声合成でボーカルを打ち込んだとき、
- なんとなく声が薄い
- 迫力が足りない
- オケに負けてしまう
こんな悩みを感じたことはありませんか?
実はこれ、歌声合成ではよくある問題です。
しかし、いくつかの調整テクニックを使うだけで、ボーカルの厚みは大きく改善できます。
そこで今回は、Synthesizer V2でボーカルに厚みを出す調整&MIX方法を4つ紹介します。
DTM初心者でもすぐ試せる方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
①オクターブ下を重ねる
メインボーカルの下に薄く低音を重ねることで、自然な厚みと安定感が出ます。
手順
- ボーカルトラックを複製
- 複製トラックを1オクターブ下に設定
- 100〜300HzあたりをEQでカット
- ユニゾンを少し調整
- 音量は控えめにミックス
この方法はとてもシンプルですが、低音がうっすら支えることでボーカルの土台が安定します。
特にオケが厚い楽曲では、かなり効果を感じやすいテクニックです。
Synthesizer V2はエディターだけでも音作りができる
現在はDAWを立ち上げなくても、次のような調整が可能です。
- EQ調整
- ユニゾン(声の広がり)
- 基本的な音作り
つまり、簡単なボーカルメイクならエディターだけで完結します。
最近のアップデートではさらに新機能も追加されているので、気になる方は別の記事や動画もチェックしてみてください。
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②AIリテイクでダブルトラック風にする
ここで活躍するのが、Synthesizer V2のAIリテイク機能。
AIリテイクは、AIが別パターンのピッチやニュアンスを生成してくれる機能です。
この機能を使うと、同じボーカルでも微妙に違うテイクを作れます。
手順
- AIリテイクで別テイクを作成
- メインボーカルと重ねる
- 低域をカット
- ユニゾンを少し調整
- 音量を整える
こうすることで、ダブルトラック風の厚みが生まれます。
自然なズレが加わるため、ボーカルの存在感がかなりアップします。
③ケロケロボイスを重ねる
一度ボーカルを書き出して、ピッチ補正で機械的な声を作り、それを重ねます。
例えば、Cubaseならバリオーディオを使うと簡単にケロケロボイスが作れます。
手順
- ボーカルを書き出す
- バリオーディオなどでケロケロボイスを作る
- 低域をカット
- ダブラーで立体感を追加
- 音量を調整
ケロケロ成分を薄く重ねることで、独特の存在感と厚みが出ます。
エレクトロ系やポップス系の楽曲では、かなり相性の良い方法です。
④カスレ声を活用する
Synthesizer V2では、ボーカルの中にカスレ成分(ノイズ成分)が含まれています。
設定パネルからこの成分を個別に調整できます。
調整ポイント
- カスレ成分を少しだけ上げる
これだけで、声にザラっとした質感が加わります。
結果として、
- 存在感が増す
- ロック感が出る
- オケに埋もれにくくなる
といった効果が期待できます。
ただし、上げすぎると不自然になるのでほんの少しだけ調整するのがコツです。
まとめ
Synthesizer V2でボーカルに厚みを出す方法は、次の4つです。
- オクターブ下を重ねる
- AIリテイクでダブルトラック風にする
- ケロケロボイスを重ねる
- カスレ声を活用する
ボーカルの厚みは、曲の完成度を大きく左右します。
ただし、やりすぎると音が濁ってしまうので、楽曲のジャンルやアレンジに合わせて使い分けることが重要です。
ぜひ今回の方法を試して、あなたのボカロ曲のクオリティを一段引き上げてみてください。

