
- 「エモい曲を作りたいけれど、どんなコード進行にすればいいのかわからない」
- 「感情が揺さぶられるような響きを作るには、どんなコツがあるの?」
そんな悩みを持つ作曲初心者・ボカロP・DTMユーザーは多いのではないでしょうか。
実は、“エモい”と感じるコード進行にはいくつかの定番パターンが存在し、さらに少しの工夫を加えるだけで、誰でもエモい響きを作ることができます。
本記事では・・・
- エモいとはどんな感情なのか
- 定番の「エモいコード進行」
- エモさを引き出す3つのテクニック
読み終わるころには・・・
「なぜこの進行がエモいのか」「どうやって自分の曲に取り入れるか」が明確になり、あなたの曲づくりの表現力が大きく広がるはずです。
それでは、まずは“エモい”という感情の正体から見ていきましょう。
エモいとは
「エモい」はemotional(感情的な)に由来する言葉です
- さびしいけど懐かしい
- 切ないのにどこかワクワクする
- 言葉にしづらい感情が混ざり合う
このような“一言では表せない気持ち”の状態が「エモい」です。
そのため、エモいコード進行を作るポイントは、コードチェンジごとに曲の雰囲気に変化をつけること。
「悲しいけど希望がある」「不思議だけど心地いい」など、複数の感情が揺れ動くように演出しましょう。
代表的なエモいコード進行4タイプ
- スピード感を生むコード進行
- 切なく儚いムードのコード進行
- 神秘的で浮遊感のあるコード進行
- 影のあるアンニュイ系コード進行
1.スピード感を生むコード進行
シックスコードやセブンスコードが多く、慣れないと複雑に見えるかもしれません。
ですが、弾けるようになると“爽快でかっこいい”雰囲気を作れます。
特にAmは頻出コードなので、この機会にしっかり覚えておきましょう。
アレンジ前
エモくアレンジ
2.切なく儚いムードのコード進行
全体的にセブンスコードが中心で物悲しさがありますが、前半のメジャーコードが暗すぎる印象を和らげます。
切ないのにどこか強さもある“エモさ”を出せる進行です。
アレンジ前
F7→C7→Em→Am
エモくアレンジ
F7(♯11)→C7(13)→Em7→Am7(9)
3.神秘的で浮遊感のあるコード進行
特殊コードが多いため難しく感じるかもしれませんが、習得すれば表現力が一気に広がります。
ファンタジック・アンビエントな曲を作りたい人におすすめです。
アレンジ前
エモくアレンジ
4.影のあるアンニュイ系コード進行
使いやすく応用しやすい進行なので、ぜひ覚えておきましょう。
アレンジ前
Em→Bm→F♯m→D
エモくアレンジ
Em7(9)→Bm7(9)→F♯m7(11)→Dadd9(13)
初心者でもできる!エモいコード進行の作り方3ステップ
- セブンスコードで“エモさ”を増幅
- テンションをのせてコードをおしゃれに
- リズムをR&B風に変えて感情を揺さぶる
順に解説します。
ステップ1.セブンスコードで“エモさ”を増幅
セブンスコードは、基本の3音に“7thの音”を加えた4和音で、不安定で物悲しい響きが出るのが特徴です。
例えば・・・
- C→C7
- G→G7
ルート音を変えずに1音足すだけでエモさが増します。
ステップ2.テンションをのせてコードをおしゃれに
テンションとは、コードに9・11・13などを加えることを指します。
例えば・・・
- Am7→Am7(9)
- G7→G7(13)
普段の3和音・4和音に1音足すだけで、幻想的・おしゃれ・儚いなどのニュアンスが簡単に作れます。
「もう少しエモさが欲しい」と感じたらテンションを試しましょう。
ステップ3.リズムをR&B風に変えて感情を揺さぶる
一般的な8ビートではなく、R&Bでよく使われる16ビートにすると・・・
- 細かいリズムで疾走感が出る
- 切ないコード進行でも躍動感が生まれる
- コードの雰囲気とリズムのギャップが“エモさ”を作る
という効果があります。
「コードだけだと普通に聞こえる…」というときは、リズムアプローチを変えてみるのもおすすめです。
ボカロでエモい曲5選
1.ナイトダイバー/R Sound Design feat.初音ミク-Night Diver
2.MV「死別」 / Shannon feat. GUMI
3.そこに在る、光。 / 初音ミク × 鏡音リン × 巡音ルカ × MEIKO
4.『すろーりーないと』 / feat. 初音ミク
5.でもね feat.可不 – 水野あつ
まとめ
エモいコード進行は、特別な知識が必要に思えるかもしれませんが、実は「定番の進行を知る」「セブンスやテンションを使う」「リズムを工夫する」といったシンプルなポイントを押さえるだけで、誰でも再現できます。
- 切ないのにワクワクする
- 懐かしいのに新しい
- 説明できないのに心が揺れる
そんな“エモさ”は、コードの重なり方や変化の付け方で自在に生み出せます。
今回紹介した4つの定番進行と3つのコツを組み合わせれば、あなたの曲により深い感情の動きを与えることができるでしょう。
ぜひ実際に楽器やDAWで鳴らしながら、自分だけの「エモい」響きを探してみてください。
エモいコード進行を使いこなせれば、楽曲の世界観づくりが一気にレベルアップしますよ。









