
DTMで曲を作っていると「なんかノリが出ない」「ビートが平坦に感じる」と悩むことはありませんか?
せっかくメロディやコードが良くても、リズムにグルーヴがないと聴き手の印象は薄くなってしまいます。
そんなときに覚えておきたいのが、「四つ打ち(よつうち)」というリズムパターンです。
クラブミュージックやボカロ曲では定番のリズムで、聴くだけで体が自然に動き出すようなノリの良さを作り出せます。
この記事では・・・
- 四つ打ちの基本構造と仕組み
- なぜ聴き心地が良く感じるのか
- 四つ打ちを使ったボカロ曲の代表曲
読めば、あなたの楽曲も一気に「ノリのあるボカロサウンド」に近づきます。
四つ打ちとは

一見すると単調なリズムに感じますが、実はこのシンプルさこそが魅力。
リスナーにとってリズムが取りやすく、自然と体が動くような「ノリの良さ」が生まれます。
そのため、ダンスミュージックやエレクトロ系のボカロ曲では、定番のリズム構成としてよく使われています。
さらに、BPM120前後は人間の心拍数に近いテンポとされています。
聴いていてもプレイしていても気持ちよく感じる理由は、身体的にも理にかなっているんです。
基本のリズムパターン
代表的な3つのパターンを解説します。
ドラムの楽譜の読み方

キックのみ

最もシンプルな形。ビートの基礎をつくる段階で、まずこの形から始めるのがおすすめです。
キック+スネア

キック+スネア+ハイハット(8分で刻む)

キック+スネア+ハイハット(16分で刻む)

スネアを2拍目と4拍目に、ハイハットを8分または16分で加えることで、リズムに動きが出ます。
多くのダンスミュージックで使われている定番パターンです。
キック+スネア+オープン/クローズハイハット

ハイハットをオープンとクローズで使い分けると、よりグルーヴ感のあるリズムになります。
ボカロ曲やEDM系のトラックでもよく使われる構成です。
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四つ打ちは「基本」であり「完成形」

その中でも「リズム」は曲のノリやグルーヴを決める重要な要素です。
数あるリズムパターンの中でも、四つ打ちは特に使い勝手がいいリズムです。
曲のアイデアを作るときの「仮リズム」にもなりますし、「そのまま完成形」にしても十分通用します。
シンプルでありながら、どんなジャンルにもなじむ万能リズム。
まさに、基本でありながら完成形とも言える存在です。
実際、DAWを立ち上げたときに「四つ打ちパターン」をテンプレートやお気に入りとして登録しているDTMerは非常に多いです。
それだけ、曲作りの出発点として信頼されているリズムなんですね。
「四つ打ち」が使われている代表曲
みきとP 『 ロキ 』 MV
Neru – ロストワンの号哭(Lost One’s Weeping) feat. Kagamine Rin
ピノキオピー – 神っぽいな feat. 初音ミク / God-ish
Chinozo ‘グッバイ宣言’ feat.FloweR
サビで四つ打ちが使われているボカロ曲
フォニイ / phony – kafu [オリジナル]
柊マグネタイト – マーシャル・マキシマイザー / 可不
DECO*27 – ヴァンパイア feat. 初音ミク
これらの楽曲は、ミックス面でもキックが前面に出ており、まさに「ザ・四つ打ち」という印象です。
つまり、ボカロ曲では四つ打ちがかなり主流だと言えます。
全編で四つ打ちを貫く楽曲
ぬゆり – ロウワー / Flower : Lower one’s eyes
Chinozo ‘グッバイ宣言’ feat.FloweR
ピノキオピー – 転生林檎 feat. 初音ミク / Reincarnation Apple
ボカロPカナリアさんが使う「定番の四つ打ち」をチェック
代表的な作品を挙げると、以下のようになります。
酔いどれ知らず
王道の四つ打ちが全体を支える、ノリの良いビートが印象的な曲です。
KING
キックが前面に出た力強いサウンドで、まさに「ザ・四つ打ち」という構成。
アイデンティティ
疾走感のあるリズムがボーカルを引き立て、楽曲全体の一体感を作り出しています。
QUEEN
安定した四つ打ちの中に細かいリズム変化があり、グルーヴ感の演出が巧みです。
このように、カナリアさんの楽曲は四つ打ちを軸に多彩な展開を見せるのが特徴です。
同じリズム構成でも、曲ごとに異なる表情が出る点が参考になりますね。
まとめ
以上の結果から、ボーカロイド楽曲では四つ打ちリズムが好まれる傾向があると言えます。
聴いていて自然に体が動くようなノリの良さが、人気の一因なのかもしれません。
近年のボカロでは、ビート感を前面に出したアレンジが主流になっていると感じます。
今回の記事はこれで終わりです。少しでも参考になれば幸いです。


