
今回は、定番コード進行のひとつ「王道進行」について解説します。
後半では、この王道進行が実際に使われている曲をメドレーで紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
「なんだかどこかで聞いたことある!」と感じた方も多いと思います。
それもそのはず、この進行はJ-POPで非常によく使われる定番コード進行なのです。
王道進行とは?
王道進行とは、J-POPで頻繁に登場するコード進行のことです。
キーがCの場合、次のような流れになります。
F → G → Em → Am
Cメジャースケールの音階に番号を振ると、ルート音が「4 → 5 → 3 → 6」と動くため、4536進行とも呼ばれています。
王道進行の特徴
王道進行の最大の魅力は「明るさ」と「切なさ」を同時に感じさせるところです。

- メジャーコード特有の明るい響き
- マイナーコードの少し暗い響き
この2つが組み合わさることで、高揚感と切なさを一度に表現できます。
前半では、サブドミナントからドミナントへ進むことで「トニックに解決しそう!」という期待感を生み出します。

しかし実際には、代理のⅢ(3m)に進むため、解決を保留にしたような「じらし」や「裏切り」を感じさせるのです。
さらに後半には「強進行(完全4度上に進む動き)」が含まれており、次のコードが自然に予測できる心地よい流れを作ります。

ただし、ⅢmからⅥmへの動きは典型的な解決パターンではないため、単調すぎず、明るいとも暗いとも言い切れない“曖昧さ”を残します。
けいいち
この曖昧さとサブドミナント的な響きが重なることで、独特の切なさが生まれるのです。
まとめ

- 王道進行は次のような魅力を持ったコード進行です。
- ドラマチックで勢いがある
- 明るさと切なさが同居している
- どんなジャンルにも応用しやすい
けいいち
まさに「とりあえず使えばなんかいい感じになる」便利な進行といえるでしょう。


