
高音を出そうとして・・・
- 「喉が痛くなる」
- 「裏返ってしまう」
- 「息ばかり漏れて力強い声にならない」
そんな悩みを抱えている人は、とても多いです。
実はその原因のほとんどが 筋肉の使い方や呼吸の誤解 にあり、間違ったクセを続けてしまうことで高音がどんどん出しづらくなってしまいます。
そこで本記事では、高音が出ない人の共通点=やってしまいがちなNG行為4つを分かりやすく解説します。
この記事を読むと・・・
- なぜ裏返るのか
- なぜ喉に力が入るのか
- どんな練習をすれば高音が安定するのか
これらが明確になり、今日からすぐに取り入れられる改善方法まで理解できます。
- 「喉を痛めずに、ラクに通る高音を出したい」
- 「ミックスボイスを安定させたい」
そんな人に必ず役立つ内容です。
それでは、高音発声でやりがちなNG行為を順番に見ていきましょう。
●NG行為1
裏声と地声は、声の出し方や喉の形が同じです。
違うのは声帯が薄く弱く接触しているか、強く太く接触しているかだけ。
- 地声が細くなる部分を裏声で出してみる
- 綺麗に出ないなら、裏声でも喉を締めている可能性が高い
つまり、地声で喉を締めている人は、裏声にしても同じように喉が締まったまま。
だから地声・裏声・ミックスボイスを完全に別物として練習しても、高音域は強く綺麗になりません。
そこで試してほしいのが裏声の喉の形のまま、地声を出すイメージで発声する
ただ、多くの人はここで怖くてできないはずです。
「裏返ったらどうしよう」という不安がよぎりますよね。
裏返る理由で一番多いのは、声帯の位置が高いこと。
普段の会話から喉が上がっている、または歌うときに息の勢いで喉が上がってしまう・・・
これが裏返りの原因です。
この段階ではミックスボイスは絶対にできません。
できたとしても弱々しい「ミックス風」の声になります。
まずやるべきは・・・
- 裏声も地声も、喉の力みを取る
- 喉仏が高くならない位置で発声する
その練習としておすすめなのが以下です。
- 一度「あくび」をして喉を下げる
- そのままエッジボイスを出す(うまく出なくてOK)
- 喉の位置は下げたまま、前歯のラインに向かって音を出す意識を持つ
- エッジボイスから少しずつ声にしていく
喉が上に動かないように、そっと押さえながらやってみてください。
●NG行為2
肩・首に力が入ると、僧帽筋や胸鎖乳突筋などが固まり、声帯を押しつぶす方向に力が働きます。
- 肩や首が固い → 声帯が必要以上に内転 → 響きが消える
- キンキンした声になりやすい
改善方法はとてもシンプルです。
- 肩を上げてストンと落とす
- 首をふっとゆるめる
- 首周りが全体的に太くなるイメージで座る・立つ
- 頭のてっぺんまでまっすぐ軸を通す意識で発声
これだけで喉の余計な圧迫が消えて、声帯が自然に振動するようになります。
●NG行為3
多くの人が、声帯筋や輪状甲状筋だけに頼ってピッチを上げようとします。
これだと声帯にテンションがかかりすぎて、裏返り・硬い声・息漏れの原因になります。
正しい高音の出し方は・・・
- 腹圧を使う
- 共鳴空間を生かす
音質を決めるのは声帯そのものではなく、体全体の響きの空間 です。
だから喉ではなく、体全体で響かせることが重要。
同じ高さでも、喉の力みが消えて前に響く声になります。
●NG行為4
胸だけで浅く吸うと横隔膜が下がらず、支えがなくなります。
- 息が浅い → ピッチが不安定
- 音域が狭い
- 声帯を無理に締めて出そうとする悪循環に
横隔膜を下げて吸い、腹圧で支えることがポイント。
浅い呼吸の声:はー
横隔膜を使った声:はあ
音量は変えていないのに、響きと安定感が全く違います。
横隔膜を下げるコツは以下
- 重いものを持ち上げる「つもり」で椅子を引っ張る
- その時、お腹まわりに下向きの圧がかかるのを感じる
- その状態で息を吸う → 横隔膜が下がっている
- 「先に引っ張る」→「吸う」→「声を出す」の順で行う
●まとめ
- 裏声と地声を別物と捉えている
- 肩や首に力が入っている
- 喉だけで声を出している
- 呼吸が浅く、腹圧が足りない
1つでも当てはまったら、今日からぜひ改善してみてください。
きっと高音はもっと楽に、もっと自由に響くようになります。

