
歌っているときに・・・
「高音になると声が震える」「安定したトーンを保てない」
そんな悩みを感じたことはありませんか?
実は“声のブレ”は、単なるセンスや感情表現の問題ではなく、発声の仕組みそのものが不安定になっているサインです。
本記事では、
- 声がぶれてしまう3つの原因
- ブレを防ぎ、安定した声を出す4つの方法
これらを初心者にもわかりやすく解説します。
「頑張って歌っているのに、声が安定しない…」
「感情を込めると音程が揺れてしまう…」
そんな方でも、この記事を読めば、声のブレが起こるメカニズムを理解し、今日から試せる“実践的な安定法”がわかるようになります。
安定した声は、それだけで聴く人の印象を一気に変える力があります。
あなたの歌をもっと自信を持って届けるために、まずはブレの原因を一緒に見ていきましょう。
声がぶれる3つの主な原因
- 声帯の締まり具合が不安定
- 息の量が不安定
- 共鳴腔(きょうめいくう)のコントロールが不安定
この3つは、歌において最も基本で重要な要素です。
しっかりバランスが取れることで、ようやく「安定した声」が生まれます。
声が安定するまでの流れ
- 声帯が閉じる
- そこに息を通す → 声帯が振動する
- 共鳴腔で音が増幅されて「声」として響く
つまり、どれか一つでも欠けると声がぶれてしまうのです。
3つが不安定になる原因
- ウォーミングアップ不足
- 各部位のコントロール方法を知らない
①ウォーミングアップ不足
たとえば、朝起きてすぐに歌うのと、体が完全に目覚めてから歌うのとでは結果が大きく違います。
理由はシンプルで、「筋肉がまだ起きていない」ためです。
つまり、コントロールの知識があっても微調整が効かない状態なんですね。
対策:しっかりウォーミングアップを行うこと
②コントロール方法を知らない
ウォーミングアップしても安定しない人は、 声帯・息・共鳴腔のバランスやコントロール方法を知らないケースが多いです。
細かいトレーニング方法については別の記事で解説しています。
声を安定させる4つの方法
① ビブラートでごまかす
「ごまかす」と聞くとネガティブに感じるかもしれませんが、 実際はブレをごまかせたならそれでOKです。
ブレそうな箇所をあえてビブラートに変えてしまうことで、 自然な表現に聞こえます。
・例:「今年も~はるが来て~♪」のように、ブレそうなところにビブラートを加える
ブレを「味」として処理する一番手っ取り早い方法です。
もちろんビブラートをかけられることが前提ですが、できる方にはおすすめです。
② 常に全力100%で歌う
「全力で歌うことを良しとする選曲をする」という考え方です。
全力で歌うと、発声の上限=天井に常に沿うため、ブレにくくなります。
逆に、表現の幅を出そうとして80%の力で歌うと、 声に「グレーゾーン」ができ、ブレが生まれやすくなります。
・例:「立ち上がろうとする君に捧ぐ」など、全力で感情をぶつけるタイプの曲が向いています。
ただし、バラードなど「抑えるべき曲」で全力だと逆効果になるので注意です。
③ 声の支えどころを設定する
テクニックというより感覚的な安定ポイントを作る方法です
声にも「体のどこに支えを置くか」という意識があると安定します。
例えるなら「立って靴下を履くとフラフラするけど、壁に寄りかかると安定する」ようなものです。
イメージは以下の3つです。
→ サザンオールスターズ系の曲に合う
2.鼻腔の床(上顎の裏あたり)に声をのせる
→ バックナンバー系の曲に合う
3.上顎に声を貼り付ける
→ 久保田利伸さんのようなソウル系に合う
どれも共通して「声を後ろ方向に流す」イメージを持つと安定します。
④ 受けを広くして声を後ろに流す
最後はやや上級者向けの方法。
声がぶれるときは、上顎などにぶつかったり、声の流れが途中で止まることが原因です。
これを防ぐために、空間を広く構えて後ろへ声を流し続けるイメージを持ちましょう。
・首から上を脱力して「風が後ろに吹き抜けるように歌う」
喉の開きや脱力が必要ですが、 声がスッと流れて非常にブレにくくなります。
まとめ
声がぶれる原因は・・・
- 声帯
- 息の量
- 共鳴腔
この3つのバランスの不安定さです。
対策としては、以下の4つの方法を試してみましょう。
- ビブラートでごまかす
- 全力で歌う
- 支えどころを設定する
- 声を後ろに流す
「何言ってんねん!」と思う部分もあるかもしれませんが、感覚的なアプローチこそ、歌の安定に繋がることがあります。
自分に合う感覚がひとつでも見つかれば幸いです。

