
ボーカルミックスをしていて、こんな悩みはありませんか?
- なんか素人っぽい
- 他の人と同じに聞こえる
- 個性が出せない
実はこれ、プラグインの使い方を変えるだけで解決できます。
この記事では、Nectar ElementsとUADの無料プラグインだけを使って、オケに埋もれず個性が出るボーカルミックスの作り方を解説します。
完全無課金でも仕上げることが可能です。
使用するプラグイン
iZotope
- Nectar Elements
UAD
- UA 1176 Classic FET Compressor
- Teletronix LA-2A
- Pure Plate Reverb
ミックスの全体像
- Nectarで土台を作る
- UADでキャラを足す
この役割分担がポイントです。
NectarはAIによる自動補正が強みで、ボーカルを自然に整えるのが得意です。
一方UADは、質感やキャラクターを作ることに優れています。
つまり、
- Nectar=基礎(なじませる)
- UAD=個性(キャラ付け)
この2段構えで仕上げます。
手順① Nectarで土台を作る
やることはシンプルで、Nectarを立ち上げてオケを再生するだけ。
これだけでAIが最適なミックスを提案してくれます。
ただし、そのまま使うのはおすすめしません。
ポイントは、EQ以外をすべてOFFにすること。
理由は、AIが優秀すぎて全部処理してしまうからです。
ここではあくまで「土台作り」に徹します。
残すのは、オケに馴染ませるためのEQだけでOKです。
手順② UADでキャラを作る
① 1176コンプレッサー
まずは1176で音量差を整えます
設定の目安はこちら。
- Ratio:4:1
- Attack:4(中間)
- Release:4(中間)
この状態でInputを調整し、
Gain Reductionが3〜7dBになるようにします。
最後にOutputで音量を合わせればOKです。
コンプが苦手な人でも、この設定から始めれば安定します。
② LA-2Aでなじませる
1176よりもゆるやかに効くコンプレッサーで、全体を自然にまとめる役割です
順番が重要で、
1176 → LA-2A
この流れで使います。
調整方法はシンプルです。
- Peak Reductionで圧縮量を調整(3〜7dB目安)
- Gainで音量を合わせる
触るのはこの2つだけで十分です。
③ Pure Plate Reverbで空間を作る
最後にリバーブを追加します
設定の目安はこちら。
- Reverb Time:1.5〜2.5秒
- Pre Delay:20〜40ms
- Mix:100%
重要なのは、センドリターンで使うこと。
- Mixは100%にする
- かかり具合はセンド量で調整する
これが基本です。
インサートで使うと、前後のプラグインの影響を受けて音が変わりやすくなります。
センドで分離することで、安定した空間処理ができます。
リバーブだけでなく、ディレイも同じ考え方です。
まとめ
- Nectarでボーカルの土台を作る
- UADで質感とキャラを足す
- コンプは1176 → LA-2Aの順番
- 空間系はセンドでコントロール
AIで整えたベースに、アナログ系の質感を足すことで、「無難な音」から一気に抜け出せます。
しかも今回の環境はすべて無料。
ミックスに迷っている方は、まずこの構成をそのまま試してみてください。

