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【ボーカロイド】Synthesizer Vのメインボーカルとハモリのミックス方法【宅録DTM】
この記事では、オケに馴染むSynthesizer Vのメインボーカルのミックス方法とハモリのミックス方法について紹介します。
こんな方におすすめ↓↓↓
- Synthesizer Vをオケに馴染むようにしたい
- Synthesizer Vのミックス方法を知りたい
- ハモリのミックス方法も知りたい
Synthesizer Vは人間が歌っているようなぐらいリアルなボーカロイドです。
そのまま使ってもいいんですけど、ミックスをするとより良くなるので興味がある方は参考にしてみてください。
今回は、Synthesizer Vを使いますが初音ミクなどの他のボーカロイドでも同じ方法で使えます。
動画もあります↓↓↓
使用機材
- オーディオインターフェース Steinberg UR22C
- Synthesizer V Saki
- プラグイン:iZotope Nectar 3
- プラグイン:Cubase純正リバーブ RoomWorks SE
けいいち
今回はSakiを使うんですけど、他の歌声、ボーカロイドでもミックス方法は同じです。
メインボーカルのミックス方法
Nectar 3を使って自動でミックス
人間が実際に歌った場合は、環境(ノイズ)の処理、ピッチ調整などがあるんですけど、Synthesizer Vはボーカロイドなので環境、ノイズの影響はありませんしピッチ調整は人間が歌ったときの処理とは意味合いが違うので省略します。
なので、ミックスはEQ、コンプレッサー、リバーブなどの処理がメインになります。
本来、プラグインを使ってオケに馴染むようにミックスするんですけど、今回は「iZotope Nectar 3」を使ってミックスします。
iZotope Nectar 3は有料プラグインなんですけど、AIが自動処理してくれるので作業が早いですし基準ができるのでおすすめのプラグインです。
手順
- プラグインを有効にする
- VibesとIntensityを選択
- NEXTを選択
- 再生
- 自動処理
以上です。
VibesはEQ、コンプレッサーなどの雰囲気を設定する項目です。
Vintage:ローファイ系やソウルフルなボーカル
Modern:PopsやHip Hopなど、トレンド系のボーカル
Dialogue:ポッドキャストの会話など
Modern:PopsやHip Hopなど、トレンド系のボーカル
Dialogue:ポッドキャストの会話など
歌の場合はVintageかModernを選びましょう。
Intensityは、エフェクトの掛かり具合です。
Light:かかりが弱い
Moderate:かかりが普通
Aggressive:かかりが強い
Moderate:かかりが普通
Aggressive:かかりが強い
追加でプラグインを使いたい場合はLightを選んでNectar 3だけで処理するならModerateでいいです。
リバーブはNectar 3をそのまま使っても十分いいんですけど、今回はあえてCubase純正プラグインのSendsでリバーブを使います。
- Nectar 3のリバーブをOFFにする
- FXチェンネルを作る
- リバーブのプラグインを設定する
以上です。
- RoomWorks SE プリセット Bright Plate Reverb
- Sendsで調整
けいいち
Nectar 3はミックスの時短になるのでおすすめ。時間が節約できれば他の作業に使うこともできます。
ハモリのミックス
LとRを振り分ける
ハモリはセンターでもいいんですけど、LとRを振り分けたほうがよりメインを引き立てるハモリになります。
なので、今回はLとRを振り分けたミックス方法を紹介します。
- Nectar 3でミックスをするリバーブはOFFにする
- ハモリパートだけを書き出す
- 書き出したファイルを2つ(LとR)に振り分ける
- トラックディレイを調整する
人が実際に歌う場合は、ハモリをLとRそれぞれ録音する方法もあります
でも、Synthesizer Vの場合はできません。
なので、ミックスが終わったらハモリパートだけを書き出しLとRに振り分けてタイミングをずらしてそれぞれ録音したように再現します。
重要なところは、ミックスの段階で細かく処理してから書き出すと後で引くことができないので処理するなら浅くしたほうがいいです。
あと、メインボーカルを引き立てることも考えるとエフェクトは浅く掛けたほうがいいです。
Nectar 3を使うならLightにする、リバーブはOFFにするとかです。
LとRの振り分けパターン
1 L50 R50
2 L100 R100
1のほうが合いやすいので、こだわりがなかったら1を選びましょう。
タイミングをズラスときは、トラックディレイで調整します。
トラックディレイのパターン
1 L-10msec R-20msec
2 L10msec R-10msec
3 L0 R-10msec
LとRのタイミングをズラすと広がりがでるので調整したほうがいいです。
3はLがセンターと同じなので1か2がおすすめです。
2だとL10msecでセンターより早いので楽曲によっては走るように聞こえます。
けいいち
アップテンポなら2でもいいんですけど、テンポがゆっくりな曲なら1がおすすめです。