
今回は「知らないと損する作曲上達法4選」というテーマでお話していきます。
- 理想の曲がなかなか作れない…
- 納得いく曲が全然できない…
そんなモヤモヤを抱えながら今日もDAWを開いては、うまくいかずに新規プロジェクトを立ち上げる。
「その気持ち、痛いほど。わかります」
でも実は、ただ闇雲に作曲を続けているだけでは、思うように成長できません。
むしろ、気づけば周りのクリエイターにどんどん差をつけられているような気がして、落ち込んでしまうことも。
筆者自身も長い間スランプを繰り返し、作曲を楽しめなくなった時期がありました。
けれど、振り返ってみると「急に実力が伸びたタイミング」が何度かあったんです。
その時期に作った曲は、今でもお気に入りや代表作になっているものばかり。
では、その「急成長のきっかけ」は何だったのか?
今回はその答えを「作曲上達の4つの方法」として紹介します。
この内容を知れば、筆者の経験を一気にショートカットできます。
- 作曲がなかなか上達しない
- 自分の曲に自信が持てない
- 曲作りがストレスになってきた
理想の曲をたくさん作って、自分の音楽を心から好きになれるように一緒に進んでいきましょう!
①音楽理論を学ぶ
これを外すのは本当にもったいないんです。
- 英語を話せるようになりたいなら文法を学ぶ
- かわいいイラストを描きたいなら人体構造を学ぶ
それと同じで、音楽理論は「作曲の言語」を学ぶことなんです。
しかも、音楽理論は費用対効果が圧倒的に高い。
YouTubeやブログには無料の教材が山ほどありますし、Kindle Unlimitedのようなサブスクを活用すれば本も読み放題。
ほぼノーコストで学べるのに、効果は抜群です。
理論を知ることで曲の作り方が一気に変わります。
筆者自身、ドミナントコードやモード理論を学んだことで、表現の幅が爆発的に広がりました。
知った瞬間から使える――そんな即効性があるのが音楽理論なんです。
もちろん、すべてを理解するのには時間がかかります。
ちょっと基本を知ったぐらいで十分OKです。
むしろJ-POPやロック、ダンスミュージックなどでは、その程度の理論で十分実践できます。
音楽理論を学ぶことは、すべての作曲スキルに「上昇バフ」をかける行為。
避けて通ると、能力が半減するほど重要です。
嫌いでも、ここだけはぜひ押さえておきましょう。
本で学ぶのもおすすめ

音楽理論を勉強する方法として、YouTubeなどの動画コンテンツやブログ、専門サイトも便利ですが、書籍で学ぶのも非常におすすめです。
たとえば、雑誌の「サウンド&レコーディング・マガジン(通称:サンレコ)」は、常に最新のトレンドを追っているので、「最近の音楽業界の流行を知りたい」という方には特におすすめです。
ネットで情報を探すと、どうしても自分の興味があるジャンルや知識ばかりになりがちです。
その点、雑誌では幅広いジャンルの記事やインタビューが掲載されており、読むだけでも刺激になります。
さらに、サンレコはサブスクでも読めて、バックナンバーも読み放題。
バックナンバーは1980年代からあるので、ネットでは得られない貴重な知識も詰まっています。
ネット記事も充実してますよ↓
Amazon Kindle Unlimitedは鉄板

月額980円で読み放題の「Amazon Kindle Unlimited」は、音楽理論を勉強するうえで非常にコスパが高いサービスです。
本来なら1冊2000円以上するような専門書も多い中、定額で何冊でも読めるのは大きなメリットです。
もちろん、音楽関連だけでなく、漫画・イラスト・映像制作などのジャンルも豊富。
創作全般のインプットにも最適です。とくにボカロPを目指している方は、音楽の他にイラスト、MVを(映像、絵コンテ)などの勉強も必須です。
Kindle Unlimitedを利用しない手はないです。
また、3ヶ月無料キャンペーンを実施していることもあるので、気になる方はお試しだけでも活用してみてください。
無料でお試しもあるのでぜひ↓
②曲をコピーする
これは多くのプロも口をそろえて言う、最強の学び方。
画家のサルバドール・ダリもこう言いました。
「真似をしない者は、何も作れない。」
筆者自身、高校の軽音部時代にたくさんの曲をコピーしていた時期がありましたが、そのときの成長スピードは本当にすごかったです。
既存曲は最高の教科書。
無料で無限に聴けるサンプル集のようなものです。
自分が「いい!」と思ったメロディやリズム、コード進行をどんどん真似してみましょう。
もちろん「パクリ」はNGですが、「模倣」は大事。
「真似して、噛み砕いて、再構築する。」
そうやって自分の血肉にしていくうちに、“誰かのようで誰にも似ていない”あなたのオリジナル曲が生まれます。
もし「パクリじゃん!」と言われたら、笑顔で言い返しましょう。
「そう、それはオマージュなんだよね」と。
③演奏する・歌を歌う
「作曲家なのに演奏しない、歌わない」実はそれ、めちゃくちゃ損してます。
歌モノを作っているなら、自分で歌ってみてください。
「キーの高さ、息継ぎの難しさ、歌い回し」全部が肌でわかります。
歌うことで、メロディの良し悪しを体感的に理解できるようになります。
また、楽器を演奏するのも強力な練習法です。
演奏を通して「グルーブ感」「音の心地よさ」「ハーモニーの響き」など、机上ではわからない感覚が身につきます。
ピアノを弾けるようになると、作曲スピードも理解力も50倍は上がるといっても過言ではありません。
まずは好きな楽器から始めてみましょう。好きこそ最強のモチベーションです。
④縛りを作る(制約を設ける)
どれだけ理論を学んでも、結局は作って、完成させて、発表することが一番の練習。
ただ、数小節だけの断片をいくつも作っていても成長は遅いんです。
筆者も昔、数小節のコード進行ばかり作っては満足していましたが、それでは「曲の流れ」を作る力が全く鍛えられませんでした。
大事なのは、Aメロ・Bメロ・サビといったセクション全体のつながりを意識すること。
コード進行単体よりも、曲全体の展開で個性が出るんです。
だからこそ、「1曲完成させる」という縛りをつくりましょう。
「曲を完成させるには、イントロやアウトロ、二番の変化、ミックスまで・・・」やるべきことが山ほどあります。
でも、その逃げたくなる作業こそが、あなたを確実に成長させます。
壁にぶつかったときの筆者の乗り越え方の思考です↓
「できると思えばできる」根性論で解決です。
まとめ
「作曲が伸びない」「理想の曲が作れない」と悩む人の多くは、センスや才能ではなく、正しい上達法を知らないだけです。
今回紹介した方法をもう一度整理すると、次の通りです。
- 音楽理論を学ぶことで、曲作りの言語を理解できる
- 書籍やサブスク(Kindle Unlimited)を活用すれば、コスパよく理論を学べる
- コピー(模倣)は最強の練習法。真似しながら自分のスタイルを確立する
- 演奏や歌唱を通じて、音楽の「体感」を磨く
- 「1曲完成させる」などの縛りを設けて、実践力を鍛える
作曲は「正しい練習」と「継続」で必ず伸びます。
最初はうまくいかなくても、今日紹介した方法をひとつずつ実践していけば、自分の音楽が確実に変わっていくはずです。
音楽は努力を裏切りません。
焦らず、コツコツ積み重ねていきましょう。
あなたの次の1曲が、きっと最高の作品になります。

