【DTM入門】MIDIキーボードは必要?電子ピアノとの違いと選び方を解説

今回はDAWの必須機材「MIDIキーボード」についてお話していきます!

DTM(パソコンでの作曲)を始めようとすると・・・

「MIDIキーボードが必要です」なんて言葉をよく聞きますよね。

でも実際に調べてみると・・・

「種類が多すぎて、どれが何なのか全然わからん!」

そんな人、多いと思います。

というわけで今回は、MIDIキーボードの基本をサクッと理解できるようにまとめました。

それではいってみましょう!




MIDIキーボードとは?

ざっくり言うと、「パソコンに演奏情報を送るためのピアノ型入力装置」のことです。

MIDIキーボードは、電気信号を使って「どの鍵盤を、どの強さで、どのくらいの長さ押したか」などをパソコンに伝えることができます。

しかも音程(ドレミ)だけでなく・・・

  • ピッチベンド(音を揺らす)
  • モジュレーション(表情の変化)
  • ダンパーペダル(足のペダル)

といった情報までやり取りできるんです。

そもそも「MIDI」ってなに?

 MIDIは Musical Instruments Digital Interface の略

「楽器同士がデジタルで会話できるようにしよう!」という目的で作られた共通規格です。

このおかげで、メーカーが違う楽器同士でも連携できるようになりました。

まさに「世界共通の音楽の言葉」みたいなものです。

たとえば・・・

  • パソコンが演奏を記録する
  • 自動でピアノを演奏させる
  • 複数の機材をシンクロさせる

…といったことが、全部MIDIでできちゃうわけですね。

これらは打ち込みでも再現できますが、人間がリアルタイムで入力したほうが、より早く、そして生き生きとした演奏になります。

機械的な音も魅力的ですが、「人間っぽさ」が欲しいときには特に力を発揮します。

わかりにくい理由はこの2つ

 「MIDIって聞いたことあるけど、よくわからん」という人が多い理由は、主に2つ。

 ① DAWが全部やってくれるから
今のDTMソフト(DAW)は超優秀。

マウス操作だけでもMIDI入力ができちゃうので、「実は自分がMIDIを使ってる」ってことに気づかない人が多いんです。

 ② 接続がUSBになったから
昔は「MIDIケーブル」と「MIDIインターフェース」が必要でした。

でも今はUSBケーブル1本でOK。

電源供給もできるし、オーディオ信号のやり取りも可能。

だから「専用のMIDI端子」を知らない人が増えたんです。

今どきのMIDIキーボードはこんな感じ

 最近のMIDIキーボードは、ほとんどがUSB接続で単体では音が出ないタイプ

あくまでパソコンに入力するための機械、つまり入力専用のキーボードです。

例えるなら、タイプライターからパソコンのキーボードになった感じ。

コルグの「nanoKEY」シリーズなんかはその代表例↓↓↓

スマホと比較すると小ささがわかりますよね。とにかく小さくてシンプル。

「音質よりも作業効率!」という人にぴったりです。

MIDIキーボードは安いものなら6,000円前後、こだわりたい方でも2万円前後でしっかりしたMIDIキーボードが手に入ります↓↓↓

他の楽器と比べても、かなりお手頃な価格帯ですね。

MIDI キーボード 売れ筋ランキング

一方で、ピアノとしても本格的に演奏できる高性能モデルもあります。

たとえば、Native Instruments の「Kontrol S88 MK3」↓↓↓

ピアノタッチの質感も、パソコンとの連携機能も一流です。

価格はおよそ18万円ほどと高めですが、その完成度を考えれば“一生モノ”と言っていいクオリティです。

補足

Kontrol S88 MK3には本体のほかに付属ソフトウェア(Komplete Select Band/Beats/Electronic のいずれか1つ)
および Komplete Kontrol ソフトウェア が同梱されています。

これらを合わせて考えると、ソフトも活用できる人にとってはむしろお得なセットといえるでしょう。

本体と付属品と考えれば、使う人によればお得な人もいると思います。

よく混同される楽器たち

 シンセサイザー:音を自分で作れる電子楽器

MIDI端子やUSB端子を備えていれば、MIDIキーボードとしても使えます。

 電子ピアノ:演奏に特化した電子楽器

製品によってはUSB端子がないこともあるので要注意。

どちらも「単体で音が出る」点がMIDIキーボードと違いますね。

補足~大きさがぜんぜん違う

MIDIキーボードとシンセサイザー、電子ピアノの大きな違いは「サイズ」です。

シンセサイザーや電子ピアノは単体で音が出せる分、どうしても本体が大きくなります。

一方で、MIDIキーボードはパソコンと接続しないと音が出ませんが、そのぶんサイズがコンパクトで、場所を取りません。

つまり・・・

  • シンセサイザー/電子ピアノ:単体で使えるけど大きい
  • MIDIキーボード:パソコン専用だけど省スペース

この違いがポイントです。

自宅でDTM(パソコン作曲)をするなら、省スペースで扱いやすいMIDIキーボードが断然おすすめです。

パソコンのキーボードと同じくらいの大きさのMIDIキーボードもあるので、置き場所に困りません。

●筆者が所収している電子キーボード↓↓↓

電子キーボードは大きすぎてPCデスクに置けないです。用途ごとに使い分けるのがポイント。

MIDIキーボードの強み

 一番の魅力は、「パソコンとの連携機能」の強さ

例えば「NOVATION / Launchkey 25 MK3」には・・・

  • 再生/停止ボタン
  • エフェクト操作用のつまみ
  • カラフルなパッド(ドラム叩ける!)

などがついていて、DAWを手元で操作できちゃいます。

これがめちゃくちゃ便利なんです。

鍵盤以外の機能も搭載されているので、作業効率がアップします。

ピアノが弾けなくても、ドラムの打ち込みやMIX作業の操作などでしっかり役に立ちます。

まとめ

なぜMIDIキーボードが必要なのか?

理由はシンプル。

「作曲が圧倒的にラクになるから!」

マウスで一音ずつ打ち込むのは正直めんどくさい…。

でもMIDIキーボードがあれば、弾くだけで入力完了。

ピアノが弾けなくても、

鍵盤をポンポン叩くだけで音色確認やメロディのアイデア出しがスムーズになります。

だからDTMをやるなら、MIDIキーボードは「必須アイテム」です!

SynthesizerV2・重音テト 発売決定!!

コメントは受け付けていません。