
「リバーブってどれくらいかければいいの?」
「頑張ってミックスしたのに、なんか音がボワッとしてる…」
そんな悩み、ありませんか?
リバーブは音に“奥行き”や“空気感”を与えてくれる大切なエフェクト。
でも、使い方を間違えるとせっかくのサウンドがモヤモヤ・ボワボワしてしまい、プロっぽさからどんどん遠ざかってしまうんです。
この記事では、DTM初心者さんがつまずきがちな「リバーブのかけすぎ問題」をわかりやすく解説!
- なぜリバーブをかけるのか
- かけすぎるとどうなるのか
- そして、どんなバランスでかけるのが正解なのか
「リバーブって難しそう…」と思っている方も大丈夫!
この記事を読み終えるころには、“ちょうどいいリバーブ”を感覚で使いこなせるようになっています。
それでは早速、リバーブの世界へいってみましょう
リバーブの掛けすぎてませんか?

せっかくの素敵な楽曲が、リバーブのかけすぎで“ボワッ”“モヤッ”とした印象になってしまっているケースが本当に多いんです。
今日はそんな「リバーブのかけすぎ問題」について・・・
- リバーブをかける目的
- かけすぎのデメリット
- 正しいリバーブのかけ方
この3つを順に解説していきます。
掛ける理由とは?
リバーブをかけると、音に「奥行き」や「立体感」をプラスできます。
例えば、リバーブなしの音はドライで平面的。
一方、適度にリバーブをかけると、ふくよかで立体的な音になります。
ただし!
やりすぎると一気に音がボワついて、輪郭のないボヤケた音源になりがちです。
せっかくのメロディも印象に残らなくなってしまいます。
プロっぽく聞かせるコツ①「ドライな音にかける」
つまり、もともと残響が入っていない「ドライな音」にかけるのが鉄則です。
お風呂場で録ったような反響たっぷりの音にさらにリバーブを足すと、残響が二重になって音がゴチャついてしまいます。
とくに「お風呂場で録ったの?スタジオで録ったの?」状態になるのはNG!
録音時は、できるだけ反響の少ない環境で。
絨毯を敷いたり、リフレクションフィルターを使うのもおすすめです。
プロっぽく聞かせるコツ②「不要な音域を削る」
一見よさそうですが、フルレンジで鳴ると主役のボーカルを邪魔してしまいます。
食べ物で例えると・・・
「キャベツの千切り(リバーブ)が多すぎて、肝心のトンカツ(ボーカル)が埋もれてる」状態。
リバーブはあくまで“脇役”。
EQ(イコライザー)で余分な帯域をカットして、残響音はスッキリ細く仕上げるのがポイントです。
基本的な使い方~3つのポイント
① ドライな音で録る
すでに話した通り、反響の少ない場所で録音しましょう。
どうしても難しい場合は、iZotope RXなどのプラグインで残響を削除するのもアリ。
② センドでかける
リバーブは“センド”でかけるのが基本!
これならリバーブの残響音だけをEQで調整したり、音域を絞ったりできます。
③ 全体を聴きながら調整する
トラック単体で聴くと「リバーブ多いな」と思っても、全体で聴くとちょうどいい、なんてことも。
ミックスは常に全体バランスを意識して調整しましょう。
まとめ
リバーブをかけすぎてしまう原因は、たいてい次のどれか。
- ドライな音で録れていない
- 無駄な帯域を削っていない
- 全体で聴いていない
この3つを意識するだけで、リバーブの使い方は一気に上達します!
慣れてきたら、ディレイとの併用やサイドチェインなどの“応用技”にも挑戦してみましょう。
でもまずは「基本3つを守ること!」
これが上達の近道です


