DTM用パソコンはWindowsとMacどっちがいい?メリット・デメリットを徹底解説

作曲を始めようと思ったとき、まず迷うのが「Windowsがいいの?それともMac?」じゃないですか?

  • プロはみんなMacらしい
  • でもWindowsのほうがコスパ最強
  • DTMならMac一択!

そんな情報がネットにあふれていて、結局どっちを選べばいいのか分からなくなりませんか?

この記事は、そんなWindowsとMac、どっちを買えばいいのか迷っているDTM初心者に向けて書いています。

「Macが正義」「いやWindowsも最強」と意見が真っ二つ。

そのせいで、パソコン選びが怖くなったり、作曲を始める一歩を踏み出せなくなる人も多いんです。

でも実は、DTMってどっちを選んでも全然大丈夫なんです。

環境の違いよりも、あなたが「どんな音楽を作りたいか」のほうがずっと大切。

そして、それぞれのOSには“向き・不向き”がちゃんとあります。

この記事を読むことで、

  • 自分に合ったパソコン環境を選べるようになる
  • SNSの意見に惑わされなくなる
  • 安心してDTMを始められる

そんなヒントが得られるはずです。

それでは、WindowsとMacのリアルな違いを見ていきましょう。




結論


 どっちでもOKです

最初に結論を言ってしまうと・・・

音楽制作には「WindowsでもMacでもOK」です。

……はい、これで終わってしまうとこの記事の意味がないので(笑)

ここからはそれぞれの違いを、もう少し深掘りしていきましょう。

ちなみに、筆者はどちらかというとWindows派です。

でもMacの良さもたくさん知っているので、両方のメリットを公平に話していきたいと思います。

Macの特徴


Macの特徴をざっと挙げると、

  • 安定性がある
  • 洗練されている
  • 革新的

といった感じです。

では、順に見ていきましょう。

①安定性が高い

Macは、OS(オペレーティングシステム)から本体のハードウェアまで、すべてAppleが自社で開発・製造しています。

そのため、ソフトと機械の相性が非常に良く、不具合が少ないんです。

レコーディング中に録音が止まったり、ライブ中に音が出なくなったら、それだけで大事故ですよね。

そうしたトラブルを極力避けられるのがMacの強みです。

ちなみに大規模のライブ現場では、マシントラブルに備えて常に同じパソコンを2台同時に動かしているそうです。

それくらい、音楽現場での「安定性」は命なんですね。

② 洗練されている

Macはデザインもシステムもとても洗練されています。

無駄がなく、見た目もスマート。

そしてAppleの純正ソフトも、難しい操作を必要とせずに高品質なものが作れるように設計されています。

ただしその分、「かゆいところに手が届かない」という場面もあります。

あくまで“必要最低限で美しく”という方向なので、拡張性は高くありません。

また、Appleはよく端子を削りますよね(笑)。

HDMIがなかったり、カードリーダーがなかったり。

こうした点も「シンプルで洗練されている」と言えば聞こえは良いですが、裏を返せば「拡張しづらい」ということでもあります。

③ 革新的である

Appleは常に未来を先取りしようとしています。

iPhoneからホームボタンをなくしたり、イヤホンジャックを廃止したり。

そうした大胆な変化を続ける企業です。

その分、常に新しい体験を楽しめる反面、「ついていくのが大変…」という人も多いかもしれません。

でも、常にワクワクする進化を見せてくれるのがMacの魅力ですね。

④ 他デバイスとの連携が強い

これは大きなメリットです。

Mac・iPhone・iPadをすべてAppleが作っているので、連携がものすごくスムーズです。

AirDropでデータを送ったり、iPhoneで編集したものをすぐMacに反映したり。まるで1つのデバイスのように使えます。

⑤ デメリット 値段が高い

言わずもがなですが、Apple製品は高いです(笑)。

iPhoneも今や10万円を超えていますよね。

Macも安くはありません。

ただ、その分の信頼性・安定性・デザイン性を考えれば、「高くても買う価値がある」と感じる人が多いのも事実です。

Windowsの特徴

一方、Windowsの特徴はこんな感じです。

  • 拡張性が高い
  • コスパが良い
  • 保守的(互換性が高い)

① 拡張性が高い

Windowsは、自分好みにカスタマイズできるのが最大の強みです。

購入時にCPUやメモリを自由に選んだり、後からパーツを交換・追加したりすることもできます。

たとえば「マウスコンピューター」「ドスパラ」などのBTOショップでは、必要なスペックを自分で組み合わせてオリジナルPCを作ることも可能です。

Macではまずできないことですね。

② コスパが良い

同じ性能のパソコンを買おうとしたとき、WindowsならMacの半額程度で買えるということも珍しくありません。

各メーカーが競い合っているので、安くて性能の良い製品が多いです。

③ 保守的である(=安定した進化)

Windowsは「前の世代との互換性」を大切にしています。

そのため、HDMI端子やUSBポートが今でもしっかり付いている機種が多いです。

「新しい機種になったら端子がなくなってて困った!」ということは少ないですね。

④ フリーソフト・情報が多い

これは大きいです。

Windowsはユーザー数が多いため、対応しているフリーソフトやプラグインが圧倒的に多いです。

また、トラブルがあってもネットで調べれば、ほとんどの場合すぐ解決策が見つかります。

一方、Macの場合は情報が少なく、検索時に「Mac版」などと条件を加えないと目的の情報にたどり着けないことがあります。

⑤ デメリット:相性問題が出やすい

Windowsは自由度が高い分、相性問題が発生しやすいです。

パーツやメーカーの組み合わせによっては、不具合が起きることがあります。

Macでは起こり得ない部分ですね。

おすすめはどっち

安定性やシンプルさを求めるなら → Mac

スパや拡張性を重視するなら → Windows

 Macの強み

  • 現場(レコーディング・ライブ)ではMacが主流
  • 安定性が高い
  • 選択肢が少なく決めやすい(Apple製品だけで完結)
  • SSD搭載で振動にも強い(ライブ環境でも安心)

 Windowsの強み

  • 拡張性が高い(購入時や後からパーツ交換・アップグレード可能)
  • コストパフォーマンスに優れる(同じスペックでも価格を抑えやすい)
  • 保守的で安定した端子や機能を搭載(新旧機材への対応がしやすい)
  • フリーソフトやプラグインの対応が豊富(情報も多く検索しやすい)

家で据え置きで使うならWindowsもありですが、ライブや持ち運びも考えるなら、MacBook Proが一番バランスがいいと思います。

まとめ

 「どちらが正解」ではなく「あなたのスタイルに合うかどうか」

今の時代、音楽制作ソフト(DAW)はほとんどがWindows・Mac両対応です。

なので、「どっちを選んでも間違いではない」と思います。

大切なのは、自分が使いやすいと思える方を選ぶこと。

Macが好きならMacでいいし、コスパ重視ならWindowsでOKです。

途中で乗り換えたくなったら、それも全然アリ。

今の時代はどちらも併用できます。

大事なのは、「どんな音楽を作りたいか」「どんな環境で続けやすいか」。

その答えが、自分にとっての“最適なDAW環境”になります。

最初のうちは深く考えすぎず、今の自分に合いそうな方を選んでみてください。

どちらを使っても、曲を作る楽しさや成長の実感はちゃんと得られます。

そして、やっていくうちに「自分にはこっちが合う」と自然にわかってきます。

DTMは、パソコンよりも“あなたの感性”が主役です。

ぜひ、自分に合った環境で、思いきり音楽制作を楽しんでください。

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