
「マスタリングって結局何をする作業なの?」と疑問に感じたことはありませんか?
DTMで曲を作っていると、「ミックスのあとにマスタリングをする」とよく聞きますが、その目的ややり方がいまいちピンとこない、という人も多いはずです。
実際、マスタリングを正しく理解していないと、「自分の曲だけ音が小さい」「他の曲と並べると迫力がない」といった悩みに直面します。
せっかく良い曲を作っても、仕上げで損をしてしまうのはもったいないですよね。
この記事では・・・
- マスタリングの意味と役割
- ミックスとの違い
- DTMで実践できる簡単なマスタリング方法
こららを初心者の方にもわかりやすく解説します。
読むことで、あなたの音源が「プロっぽく」「聴きやすく」仕上がるポイントが理解できるはずです。
それではさっそく、「マスタリングとは何か?」から見ていきましょう。
マスタリングとは?
マスタリングとは、曲全体の音量を整えて市販レベルまで引き上げる作業です。
アルバム全体で聴いたときに、曲ごとの音量差をなくしたり、音圧を均一に保ったりする役割を持っています。
主に使うエフェクターは以下の通りです。
- コンプレッサー
- リミッター
- マキシマイザー
これらを使って、ミックスが終わった音源を最終的に仕上げる。
いわば「作品を世に出す前の最後の工程」がマスタリングです。
初心者のうちは、マキシマイザーをかけるだけでも十分。
音圧を上げる感覚をつかむところから始めてみましょう。
ミックスとマスタリングの違い
簡単に言うと・・・
- ミックス:音のバランスを取る工程
- マスタリング:音量を上げる工程
という役割の違いがあります。
例えば、各トラックにコンプやEQをかけたり、パンニングやリバーブを調整したり・・・
これらはすべてミックスの作業です。
音量が少し上がることはありますが、「目的は質やバランスを整えること」。
一方でマスタリングでは、リバーブやパンは触らず、全体の音圧を上げるだけ。
つまり、ミックスで作ったバランスを壊さないまま音量を引き上げるのがポイントです。
DTMerの特権
実は、プロの音楽制作現場では「ミックス → マスタリング」と別々のエンジニアが担当します。
しかし、DTMerは一人で両方の作業をこなせるのが大きな強みです。
最近では「ミックスとマスタリングを同時に行う」という考え方も一般的になっています。
DTMでは、ミックスとマスタリングを自分で行うのが一般的です。
しかし、プロの音楽制作現場では、それぞれに専門のエンジニアがいます。
さらに言えば、「ミックス専門」「マスタリング専門」として仕事をしている方も存在します。
実践方法

具体的には、ミックスの段階でマスタリング用エフェクター(マキシマイザーなど)を最初からマスターに挿しておく方法です。
最初からある程度の音圧を確保した状態でバランスを取ると、「後で音量を上げたらバランスが崩れた…」という失敗を防げます。
DTMではこのやり方がかなり一般的です。
初心者の方にもおすすめですよ。
まとめ
- 最初はマキシマイザーをかけるだけでOK
- ミックスとマスタリングは別物
- ただし、DTMでは同時に行っても問題なし!
マスタリングの本質は「聴きやすくすること」。
ぜひ今日の内容を活かして、自分の音源をさらに磨いてみてください!

