センス不要|作曲が苦手でもアイデアが湧く脳の使い方 


今日は「作曲が“降りてくる”脳の作り方」についてお話しします。

「作曲はセンスや感性の勝負」と思われがちですが、実は脳の状態を整えることで、誰でもひらめきやすくなります。

この記事を読むと、

  • 作曲がスムーズに進む“脳の整え方”
  • ひらめきを逃さない習慣
  • 集中力を高める時間の使い方

がわかります。

感性任せだった作曲を、科学的に再現できるプロセスに変えていきましょう。




作曲は感性だけではない

 鍵は脳のコンディション 

「よし、今日は作曲するぞ!」と意気込んでも、全くメロディが浮かばない日ってありますよね。

実はこれ、脳が作曲モードになっていないだけなんです。

作曲は感性の勝負のように思われがちですが、実際は「脳の状態」を整えることが何より大切。

今日は、脳科学の観点から作曲モードに入る方法、集中力を高める時間の使い方、ひらめきを逃さない習慣などを具体的にお話ししていきます。

こんな経験、ありませんか?

  • 浮かんだメロディを録音する前に忘れてしまう
  • 数小節作って手が止まる
  • 作業中にスマホ通知で集中が切れる

これらは才能の問題ではなく、脳の仕組みを活かせていないだけです。

今日の内容を知るだけで、今までの数倍アイデアが出やすくなるはずです。

脳を作曲モードにする5つの方法

① 日頃から作品に触れて刺激を受ける

脳は新しい刺激や感情の動きによってドーパミンが分泌され、創造性が高まります。

特に音楽や映画、アートなどは感情を動かしやすく、作曲脳を活性化させてくれます。

たとえば…

  • 毎日1曲は新しい音楽を聴く
  • 気になったフレーズやアレンジをメモする
  • 映画の劇伴に耳を傾ける

ポイントは、「ただ聴く」ではなく「アウトプットを意識して聴く」こと。

「コード進行は?」「リズムの作り方は?」「メロディの癖は?」

などを意識して聴くだけで、脳の回路が刺激され、アイデアの引き出しがどんどん増えます。

② 脳波と集中の関係を知る

脳には“ひらめきが出やすい状態”があります。

それがアルファ波やシータ波が優位なとき。リラックスしているけど眠くはない状態です。

おすすめは、作曲前に、

  • 軽い散歩をする
  • 深呼吸する
  • 温かい飲み物を飲む

この状態を意識的に作ることで、メロディが自然と浮かびやすくなります。

③ 自分の“ゴールデンタイム”を見つける

作曲のようなクリエイティブ作業には、脳のエンジンが最も滑らかに回る時間帯があります。

研究によると、多くの人にとってそれは起床後2〜4時間以内。

脳が整理されたクリアな状態で、ドーパミンが適切に分泌され、発想力が最も高まります。

もし朝が難しい場合は、昼寝後15分〜1時間を狙うのも効果的。

短い昼寝で脳をリセットすれば、再び作曲モードに入りやすくなります。

  ゴールデンタイムを活かすコツ

  • 前日のうちにノートPCや楽器を準備しておく
  • SNSやメールは後回し
  • タイマーで30〜60分の集中タイムを設定

これだけで作業効率がぐっと上がります。

④ コード進行を“反射的”に出せるようにする

アイデアを形にするためには、コード進行を自動化レベルまで習得しておくことが重要です。

たとえば「Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ」や「Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm」をノンストップで弾けるように練習しておく。

作曲中に余計なことを考えず、アイデアに脳のリソースを集中させられるようになります。

「コードがまだ苦手」という方は、DAWに搭載しているコードアシスタント機能を活用しましょう。

非搭載の場合は、コードアシスタント機能に特化した「SCALER 3」がおすすめです。

SCALER 3があれば楽器が弾けなくても簡単にコードを打ち込めます。

⑤ 外部刺激を徹底的に排除する

脳はマルチタスクができません。

スマホの通知ひとつで集中が途切れ、再び戻るまでに20分以上かかるという研究もあります。

集中力を守るためには、

  • スマホは手の届かない場所に置く
  • 作曲専用の作業環境を作る
  • ネット接続を切ってオフラインで作業

これだけで集中力が約40%向上すると言われています。

集中するために筆者はノイズキャンセル機能のヘッドホンをよくします。

音が気になって集中力が削られるのを防ぐためです。

まとめ

 作曲脳を育てる5つのポイントと実践のコツ

作曲は単なるセンスやひらめきの問題ではありません。

脳の状態を整え、集中力や創造性を最大限に引き出すことで、誰でも作曲が降りてくる日を作ることができます。

今回紹介した5つの方法を振り返ると、

1:日頃から作品に触れる
音楽や映画、アートなどに意識的に触れ、感情を動かすことで脳を作曲モードに準備する。

2:脳波と集中の関係を意識する
リラックスしているけれど眠くない状態を作ることで、自然にひらめきが生まれる。

3:ゴールデンタイムを見つける
朝の時間や昼寝後など、脳が最もクリアで創造性が高まる時間帯に作曲を行う。

4:コード進行を反射的に出せるようにする
アイデアに脳のリソースを集中させるため、基本的なコード操作は自動化しておく。

5:外部刺激を徹底的に排除する
スマホや通知、余計なネット接続を排除し、集中力を維持する環境を作る。

これらを意識するだけで、今まで「浮かばなかったメロディ」が自然と生まれやすくなり、作曲の効率や楽しさが格段に上がります。

さらに大切なのは、“継続して脳を作曲モードに整える習慣”を作ることです。

  • 毎日少しずつ新しい曲に触れる
  • 気になるフレーズやアイデアをメモする
  • 集中タイムを定期的に確保する

こうした小さな積み重ねが、脳の回路を作曲仕様に変えてくれます。

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