Addictive Drums 2は、そのままでも十分に完成度の高いドラム音源です。
しかし、少しミックスを工夫するだけで、さらに迫力や抜け感のあるサウンドに仕上げることができます。
今回は、実際に私がよく使っている「Addictive Drums 2の音を良くするミックステクニック」を3つ紹介します。
①キックとスネアだけパラアウトする
Addictive Drums 2は各パーツを個別出力できますが、すべてをパラアウトする必要はありません。
おすすめは、
- キック
- スネア
この2つだけです。
キックとスネアはドラムサウンドの中心となるパーツなので、個別に処理するだけでも十分効果があります。
一方で、ハイハットやシンバルまで個別出力すると管理がかなり大変になります。
初心者の方や作業効率を重視したい方は、まずキックとスネアだけをパラアウトしてみましょう。
タムについては、細かく調整したい場合のみ個別出力すればOKです。
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OHとRoomは残しておく
これらはドラム全体を収録したマイクで、ドラム特有の空気感や立体感が含まれています。
完全にパラアウトしたいからといってOHやRoomをオフにすると、意外と味気ないサウンドになってしまいます。
そのため、
「OHとRoomは残す」
という設定がおすすめです。
自然な鳴りを保ちながら、必要なパーツだけ細かく調整できます。
②標準プラグインと無料プラグインを活用する
標準プラグインや無料プラグインでも十分に戦えます。
ドラムバス
ドラムバスには無料版のUAD 1176を使用します。
プリセットは「Rock Bus」。
これだけでもドラム全体がまとまりやすくなります。
スネア
スネアにはCubase標準のStudio EQを使用します。
まず「Rock Snare」プリセットを選択し、その後にUAD 1176のSnare系プリセットを適用します。
これだけでアタック感や存在感が向上します。
もし抜けが足りないと感じた場合は、音量を0.5〜1.5dB程度上げてみてください。
キック
キックにはCubase標準EQのキック向けプリセットを使用します。
その後、UAD 1176のKick Drums系プリセットを適用します。
低域の輪郭がはっきりし、ミックスの中でも聞き取りやすいキックになります。
プリセット活用は非常に有効
EQやコンプレッサーの設定は迷いやすいものです。
しかし、まずはプリセットを活用することで短時間でも十分な結果が得られます。
細かい調整は後回しにして、
- *プリセットを選ぶ
- *音量を微調整する
この流れだけでもかなり音が良くなります。
③ベースにサイドチェーンをかける
どちらも低音域を担当しているため、同時に鳴ると低域がぶつかりやすくなります。
そこで活躍するのがサイドチェーンコンプレッションです。
キックが鳴った瞬間だけベースの音量を少し下げることで、キックの存在感を確保できます。
その結果、
- キックが聞こえやすくなる
- ベースとの住み分けができる
- ミックスの濁りが減る
といったメリットがあります。
ミックスがぼやける原因の多くは低域の渋滞です。
サイドチェーンは非常に効果的なので、ぜひ試してみてください。
Addictive Drums 2の魅力
音が良い
最大の魅力は、収録音源の完成度が高いことです。
打ち込んだだけでも実践的なサウンドになるため、ミックス初心者でも扱いやすいです。
→動作が軽い
近年のドラム音源は高機能な反面、PC負荷が大きいものも少なくありません。
その点、Addictive Drums 2は比較的軽量です。
スペックに自信がないPCでも快適に動作しやすいのは大きなメリットです。
MIDIパックが豊富
豊富なMIDIフレーズが最初から収録されています。
ドラッグ&ドロップするだけで、それらしいドラムパターンを作れるため、打ち込みが苦手な方にもおすすめです。
幅広いジャンルに対応
- ロック
- ポップス
- メタル
- ジャズ
- ファンク
など、さまざまなジャンルに対応しています。
拡張音源やMIDIパックも充実しているため、長く使えるドラム音源です。
価格が比較的手頃
コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめできます。
おすすめはCustom Collection。
これから導入するなら、Custom Collectionがおすすめです。
このパックでは、
- ドラムキット
- MIDIパック
- ドラムパーツ
この中から好きなものを3つ選択できます。
「何を選べばいいかわからない」という方は、まずStudio Rockを選んでおくと失敗しにくいでしょう。
実際に使ってみてから、必要なものを追加していくのがおすすめです。
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まとめ
- キックとスネアだけパラアウトする
- 1176と標準EQのプリセットを活用する
- ベースにサイドチェーンをかける
特に、OHとRoomを活かしたままミックスすることで、Addictive Drums 2らしい自然な空気感を残すことができます。
Addictive Drums 2を使っている方は、ぜひ一度試してみてください。


